抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石油精製および石油化学産業では,顧客への高品質製品とサービスの運用の改善に継続的に努めており,そのキーワードは,HSE(Health, Safety, Environment)である。近年,欧米先進国を中心に,石油タンク技術のHSEに向けた技術開発が活発である。一方,日本の石油タンク技術は,欧米先進国や新興諸国からの遅れが顕著になっている。既設固定屋根式タンクへの内部浮屋根(Internal Floating Roof:IFR)の設置は,固定屋根と浮屋根を同時に持つIFR式タンクへの改造であり,タンク内から大気中へのベーパー放出量を減少し,固定屋根と浮屋根間のベーパースペースのガス濃度を爆発下限界以下に保ち,爆発・火災のリスクを低減し,まさに,HSEとなっている。本文は,はじめにIFRの実態を述べ,次に新技術である,Heavy Duty簡易フロート型,ケーブルサスペンデッド型,複合材料製サンドイッチパネル型,およびRigid Frame Hollow Panel型の各IFRについて記した。