抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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タングステン希ガス(TIG)溶接は一般的鋼材から先端製品に至る溶接に広く利用されているが,陰極現象が複雑なため未解明な点が多数残されている。交流TIGの場合,母材が陰極となる時点で母材表面に酸化膜が生じ(陰極点クリーニング作用),母材が冷陰極となるために安定な陰極点が形成されない。クリーニング作用を支配する陰極点による酸化膜除去プロセスを実験的に解明するため,ヘリウムをシールドガスとするアルミニウム鋼材上の交流TIG溶接過程における溶融池近傍の状況を高速度ビデオカメラで観測した。その結果,陽極池中心部には陰極点は存在しないことが判明した。すなわち電極が正となるEP極性では,溶融池内に陰極点を複数認められる。電極が負となるEN極性では,陰極点は認められない。溶融池内の陰極点は溶融池中心部には存在しない。