文献

J-GLOBAL ID：201402265824197410   整理番号：14A0312388

ポリプロピレン/気相成長炭素繊維複合材料の性質に及ぼすチタンカップリング剤による表面改質の効果

Effect of Surface Modification with Titanate Coupling Agent on Properties of Polypropylene/Vapor Grown Carbon Fiber Composites

著者 (5件)： WATTHANAPHON Cheewawuttipong (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  NORIAKI Washida (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  SHUICHI Tanoue (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  UEMATSU Hideyuki (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  IEMOTO Yoshiyuki (Univ. Fukui, Fukui, JPN)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 60  号： 1  ページ： 1-8  発行年： 2014年02月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チタンカップリング剤による表面改質が,ポリプロピレン(PP)複合材料中の気相成長炭素繊維(VGCF)の分散性に及ぼす効果については,あまり研究されてこなかった。本研究の目的は,各種含有量のVGCFを用い,2軸スクリュー押出機によるPP/VGCF複合材料の熱伝導性,電気的性質,機械的性質に及ぼす表面改質の効果を研究することである。PP複合材料の上記性質は,VGCF含有量と共に増加した。この複合材料は未処理PPと同様,延性破壊挙動を示した。チタンカップリング剤はVGCFとPP母材間の化学結合を生じ,複合材料中のVGCFの分散性と,充填剤と母材間の接着とを改善し,複合材料の降伏強さ,ヤング率,損失弾性率を著しく改善した。10重量%のVGCF含有PP複合材料は,熱伝導性,電気的性質が向上した。処理したVGCFの分散性は良く,VGCF間の距離が減少し,複合材料中のVGCFのネットワーク構造が増加した。

シソーラス用語： *ポリプロピレン ,  炭素繊維 ,  複合材料 ,  カップリング剤 ,  *表面改質 ,  分散度 ,  熱特性 ,  電気的性質 ,  機械的性質 ,  *二軸押出機
準シソーラス用語： *チタンカップリング剤 ,  *気相成長炭素繊維 ,  *炭素繊維強化複合材料 ,  熱伝導性

分類 (4件)： 用途開発  (YM01080Z) ,  物理的性質一般  (YH02021U) ,  機械的性質  (YH02022L) ,  繊維改質  (YM02050Z)

引用文献 (20件)：

• [1] Weidenfeller B, Höfer M, Schilling FR (2004) Composites Part A, 35, 423-429
• [2] Tong XC (2011) “Advanced materials for thermal management of electronic packaging”, Springer Science+Business Media LCC, New York.
• [3] Xu Y, Chung D D D, Mroz C (2001) Composites Part A, 32, 1749-1757.
• [4] Weidenfeller B, Höfer M, Schilling FR (2002) Composites Part A, 33, 1041-1053
• [5] Koyama T, Tanoue S, Iemoto Y (2009) J Text Eng, 55, 73-83

タイトルに関連する用語 (6件)： ポリプロピレン ,  気相成長炭素繊維 ,  複合材料 ,  性質 ,  チタンカップリング剤 ,  表面改質