抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,人間の様々な運動生成原理を解明し,柔軟な動作を実現するロボティクスに応用していくために,人間の筋骨格構造の特徴を用いた筋骨格システムのフィードフォワード位置制御について論述した。これまで研究を行ってきた非プーリ型筋骨格システムは,目標位置姿勢での筋つり合い内力をフィードフォワード入力することでセンサなしで位置決め制御ができることを示した。今回,非プーリ型筋骨格構造を有する2関節6筋システムを用いて,位置決め制御の目標への収束条件を数学的に解析した。筋骨格システムの構造と数学的モデルを示した後,筋長をテーラー展開により近似し,フィードフォワード入力を与えたときに生成されるポテンシャルの平衡条件などを数学的に算出した。シミュレーションにより収束条件の検証を行った。