文献

J-GLOBAL ID：201402266898183710   整理番号：14A0426969

制限空間と高分子 自己集合性ポルフィリンナノ空間を利用したフラーレン類の配列制御

著者 (1件)： 谷文都 (九大 先導物質化研)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 63  号： 4  ページ： 233-234  発行年： 2014年04月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジイン架橋による環状ポルフィリン二量体(CPD)のニッケル錯体(Ni₂-CPD)およびフリーベース体(H₄-CPD)とフラーレン類(C₆₀,C₇₀),PCBM([6,6]-フェニル-C₆₁酪酸メチルエステル)からなる複合材料の集積構造および光・電子物性を解説した。秩序性が高いフラーレン配列に由来する高い電荷移動度を実現することが可能となった。C₆₀/Ni₂-CPDの結晶構造における”超分子ピーボッド”,C₆₀/H₄-CPDの結晶構造およびC₆₀のジグザク配列の超分子構造が,自己集合や環状構造への貫入反応により分子集積化され,ドナー・アクセプタ対を形成することを説明した。

シソーラス用語： *空間 ,  *ナノ構造 ,  超分子構造 ,  分子集合体 ,  分子間相互作用 ,  *フラーレンC60 ,  *大環状化合物 ,  *窒素複素環化合物 ,  *有機化合物 ,  金属ポルフィリン ,  ニッケル錯体 ,  フラーレンC70 ,  キャリア移動度 ,  超分子 ,  ドナー-アクセプタ対 ,  電子移動 ,  電荷移動 ,  PCBM ,  *ナノ空間 ,  超分子集合体 ,  超分子相互作用 ,  *ポルフィリン類
準シソーラス用語： *ポルフィリン誘導体 ,  *制限空間 ,  電荷移動度

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  高分子担体・触媒反応  (CG03030W)

物質索引 (1件)： 10,20-[5,15-ビス(4-ピリジル)-21H,23H-ポルフィリン-10,20-ジイルビス[1,3-フェニレン[1,3-ブタジイン-1,4-ジイル(1,3-フェニレン)]]]-5,15-ビス(4-ピリジル)-21H,23H-ポルフィリン

引用文献 (5件)：

• H. Nobukuni, Y. Shimazaki, F. Tani, and Y. Naruta, Angew. Chem. Int. Ed., 46, 8975 (2007)
• H. Nobukuni, F. Tani, Y. Shimazaki, Y. Naruta, K. Ohkubo, T. Nakanishi, T. Kojima, S. Fukuzumi, and S. Seki, J. Phys, Chem. C, 113, 19694 (2009)
• H. Nobukuni, T. Kamimura, H. Uno, Y. Shimazaki, Y. Naruta, and F. Tani, Bull. Chem. Soc. Jpn., 85, 862 (2012)
• H. Nobukuni, Y. Shimazaki, H. Uno, Y. Naruta, K. Ohkubo, T. Kojima, S. Fukuzumi, S. Seki, H. Sakai, T. Hasobe, and F. Tani, Chem. Eur. J., 16, 11611 (2010)
• H. Nobukuni, T. Kamimura, H. Uno, Y. Shimazaki, Y. Naruta, and F. Tani, Bull. Chem. Soc. Jpn., 84, 1321 (2011)

タイトルに関連する用語 (7件)： 制限 ,  高分子 ,  自己集合 ,  ポルフィリン ,  ナノ空間 ,  フラーレン類 ,  配列制御