抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空エンジン産業は日本の基幹産業の一つとして発展し得る可能性が高く,関連産業を含めたものづくりを通じて競争力の強化に資するとともに,国民の安心・安全の増進に貢献する産業と考えられる。東京大学大学院工学系研究科・航空宇宙工学専攻は,IHIとの共同研究契約により,2012年12月に「将来航空推進システム技術創成」社会連携講座を設置した。講座は将来の航空輸送発展のため,安全で高度な環境適合性を有する革新的な航空推進システムの実現を目指し,先端的および基盤的な技術を創成すること,ならびに人材を育成することを目的としている。また,航空エンジンの技術発展に関し,研究者や技術者,およびユーザや関連官庁の方々が集まる拠点としての機能が発揮できれば,関係者間の連携を促進する役割も果たせるものと思われる。講座の重要な役割は大学院生の教育である。講座の活動には日頃から航空宇宙工学専攻の大学院生が参加している。学生にとっては自らの研究と実エンジンとの関わりが理解でき,大きなインセンティブが与えられる機会となっている。