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J-GLOBAL ID：201402268398804770   整理番号：14A1216645

組織変革への言語的アプローチとしてのセンスギビング:公的研究機関の組織変革事例

著者 (1件)： 井上福子 (国際原子力機関)
資料名： 日本情報経営学会誌  (Journal of Information and Management)
巻： 35  号： 1  ページ： 96-106  発行年： 2014年09月30日 
JST資料番号： Y0017A  ISSN： 1882-2614  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は組織変革のコミュニケーションを,意思決定の効率化の枠組から伝える内容の正確さと伝達の頻度といった客観的観点ではなく,当事者の主観的価値判断に基づく納得感という意味の世界で捉える。組織変革を意味のマネジメントの視点から,意味の誘導を通じた言葉の解釈の変化として再定義し,センスメーキング(意味形成)とそれを促進するセンスギビング(意味の付与)の枠組の中で議論した。また独立行政法人化に伴い,研究実践に対する意味付けの変更が求められる公的研究機関の組織変革を事例として取り上げ,意味の誘導をもくろむセンスギビング戦略を分析することにより,組織変革における意味のマネジメントを示した。

シソーラス用語： *改良 ,  コミュニケーション ,  研究所 ,  定義 ,  価値観 ,  意味論 ,  判定基準 ,  管理
準シソーラス用語： センスギビング ,  センスメーキング ,  意味付け ,  研究機関 ,  言語的コミュニケーション ,  *組織変革 ,  解釈基準 ,  変更管理

分類 (2件)： 経営工学一般  (KA01010C) ,  情報加工一般  (AC05010A)

引用文献 (19件)：

• 小江茂徳(2012)「物象化された「知識」が可能にするマネジメント:製薬会社による「知識移転プロジェクト」の事例から」『日本情報経営学会誌』Vol.32,No.3,pp.84-96.
• 加護野忠男(1988)『組織認識論』千倉書房.
• 桑田耕太郎(1991)「ストラテジック・ラーンニングと組織の長期適応」『組織科学』Vol.25,No.1,22-37.
• 坂下昭宣(2002)『組織シンボリズム論』白桃書房.
• 高橋量一(2010)『組織認識論の世界I』文眞堂.

タイトルに関連する用語 (3件)： 組織変革 ,  言語 ,  研究