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J-GLOBAL ID:201402269917887269   整理番号:14A0855220

森林環境教育としての「聞き書き甲子園」の社会的意義とその効果

Outcomes of “Kikigaki Kousien” and Its Social Impact on Forest Environmental Education.
著者 (2件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 123-131  発行年: 2014年06月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2002年度から始まった「聞き書き甲子園」は,農林業を営む「森の名手・名人」と高校生が聞き書き取材を通して出会うプロジェクトである。本稿では「聞き書き甲子園」の森林環境教育としての社会的意義と効果を「森の名手・名人」,参加高校生,協賛企業の3者に対するアンケート,聞き取り調査の結果から実証的に論じた。その結果,第1に「森の名手・名人」と高校生との世代間交流の場になること,農林業の知識がない者へ自分の仕事を伝承する機会になること,仕事意欲向上や行動変化の契機になることが明らかとなった。第2に参加高校生に対しては短期的効果として,全国の高校生と交流できたこと,農林業の知識を深める機会になったこと,「森の名手・名人」との出会いの場になった等が挙げられ,長期的効果として,自然環境について考えや行動に変化があった者と専攻や職業の選択,自分の選択の後押しになったと答えた者が半数ずつを占めた。第3に(株)ファミリーマートは協賛の対象を「顧客としての高校生」と捉えている。「聞き書き甲子園」の協賛企業を確保するためには,協賛目的を環境貢献に限定することなく,多角的に捉えることが今後必要である。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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林業一般  ,  農林水産一般 
引用文献 (8件):
  • 花澤真子(2003)森林・林業における伝承技術の伝承の実態と可能性~『森の"聞き書き甲子園"-FOXFIRE IN JAPAN-』は森林教育の一手法となるか~.東京農業大学地域科学部森林総合科学科森林政策学研究室.卒業論文.
  • 井上真理子(2006)農業系専門学校における林業教育の現状と今後の役割.第57回日本森林学会関東支部大会発表論文集: 68
  • 松野 薫(2005)『総合的な学習の時間』と森林の教育的利用.林政総研レポート 68:223
  • 惠小百合(1994)森林教育に必要なコミュニケーションとは. (森林教育のすすめ方 21世紀の森林・林業をめざした人づくり・地域づくり. (社)全国林業改良普及協会). 74-45
  • 大石康彦(2006)森林環境教育-森林・林業現場における実践への指針-. 山林 1464:41
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タイトルに関連する用語 (2件):
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