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J-GLOBAL ID：201402271424127138   整理番号：14A0419066

航空機SARの改修と湛水域抽出について

著者 (4件)： 伊藤裕之 (国土地理院) ,  笹川啓 (国土地理院) ,  藤原博行 (国土地理院) ,  大野裕幸 (国土地理院)
資料名： 国土地理院時報  (国土地理院技術資料 A5)
号： 124  ページ： 29-34  発行年： 2013年12月27日 
JST資料番号： F0338A  ISSN： 0430-9081  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 航空機搭載型合成開口レーダ(以下,「航空機SAR」という。)は,マイクロ波センサの特性により,雲や噴煙などの影響を受けずに昼夜を問わず観測が可能であることから,災害時の被災状況の早期把握への活用が期待される。国土地理院では,平成8年度~平成9年度にかけて航空機SARを整備し,浅間山や霧島山(新燃岳)等の火山観測を実施してきたところである。平成23年度~24年度初めにかけて,豪雨災害や津波により発生した湛水域の早期把握を目的として,航空機SARの改修を実施し,空中写真撮影用のカメラとの同時搭載,雨天時における飛行,観測映像の迅速な提供,搭載所要時間の短縮といった災害時観測のための機動性の向上を実現した。また,平成23年9月の台風12号により発生した河道閉塞箇所(奈良県十津川村栗平地区)の湛水域について試験観測を実施して湛水域抽出手法の検討を行い,観測データの解析により湛水域の概形の抽出が可能であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *合成開口レーダ ,  行政機関 ,  *災害調査 ,  水害 ,  自然災害 ,  損害 ,  *水域 ,  改修 ,  観測
準シソーラス用語： SAR ,  *航空機SAR ,  豪雨災害 ,  国土地理院 ,  試験観測 ,  *湛水域 ,  津波災害

分類 (1件)： 写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (3件)：

• 岡谷隆基,小荒井衛,茂木公一,渡辺信之,山田陽子,松尾馨(2001):航空機SARを用いた急峻地形地におけるDEMの抽出とその応用,写真測量とリモートセンシングVol.40,No.4.
• 浦部ぼくろう,渡辺信之,村上亮(2005):航空機搭載型合成開口レーダ(航空機SAR)による浅間山火口内の観測,国土地理院時報,107,15-20.
• 下野隆洋,南 秀和,西井康郎,大野裕幸,渡部金一郎(2011):航空機SARによる霧島山(新燃岳)の火口地形観測,国土地理院時報,121,189-194.

タイトルに関連する用語 (4件)： 航空機 ,  SAR ,  改修 ,  湛水