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J-GLOBAL ID:201402272869956165   整理番号:14A0099854

スピン1/2の正規三角格子反強磁性体Ba3CoSb2O9の量子磁化過程とESR

著者 (4件):
資料名:
号: 21  ページ: 86-91  発行年: 2013年09月26日 
JST資料番号: L7828A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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フラストレーションの強い三角格子反強磁性体は理論的に盛んに研究されてきた。本研究では,スピン1/2の正規三角格子反強磁性体Ba3CoSb2O9の量子磁化過程を化学量論的に調合したBaCO3,CoO,Sb2O9を白金るつぼに入れ1200~1300°Cで固相反応させ,さらに1700°Cから1600°Cに降温させることで単結晶を成長させた。この単結晶を用いて,強磁場磁化過程を調べた結果を報告する。磁場の方向をab面およびc軸に平行にかけ,量子効果に起因する量子磁化プラトーを観察した磁場がab軸に平行な場合は,量子磁化プラトーと相転移を観察した。磁場がc軸に平行な場合は,磁化のカプス状の異常を観察した。以上の結果からBa3CoSb2O9は容易面型異方性を持つと考えた。高周波ESRにより,八面体配位のCo2+の化合物では珍しいg値が当方的であることを発見した。さらに集団励起による明瞭な共鳴モードを観察し,その結果から磁気異方性が容易面型であることを発見した。三角格子面内と面間の交換相互作用,および容易面型の磁気異方性の大きさを求めた。これらの結果から,本物質は,正規三角格子を持つ2次元のS=1/2Heisenberg三角格子反強磁性体に非常に近いことを発見した。
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分類 (3件):
分類
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酸化物結晶の磁性  ,  その他の無機化合物のEPR  ,  磁区・磁化過程一般 
引用文献 (20件):
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