抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この論文は,Isaac Newtonのexperimentum crusisの中のその器具のセットアップとその役割の両方における歴史的変化を説明する。1672年にNewtonが書いたものの中に提案されたexperimentum crusisは[異なる屈折性」だけでなく[色の不変性]を証明できる包括的な実験と永い間看做されてきた。このようなexperimentum crusisの在来の説明は特にSimon SchafferやAlan E.Shapiroを含む最近の歴史家によって再考察されている。しかし,彼らはNewton光学が受け入れられる過程の解析を目的とし,器具のセットアップや実験の役割については必ずしも注目しなかった。この論文では,Newtonの初期の光学研究の時から彼の死後のNewton派の時代までの二プリズム実験の年代的転換を検証し,次のような論拠を証明する:Newtonは最初,experimentum crusisを,「色の不変性」を含む多くの結論を証明する実験と考えていたが,彼は彼の結果を出版したときには,注意深くその役割を「色々な屈折性」証明するためと限定した。彼は一旦は彼の理論が受け入れられることを確信していたが,しかし,彼は実験は両方の色に関する提案を証明したという元の考えに戻った。Newtonと同様に,18世紀におけえるNewton派の物書きはNewton光学を象徴する包括的実験を追及した。(翻訳著者抄録)