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J-GLOBAL ID：201402274810288757   整理番号：14A0288095

蛇行流路の流体場と流木の挙動に関する実験と数値解析

Experimental study and numerical analysis on field on meandering channel and movement of woody debris

著者 (3件)： 初田直彦 (北海道大学大学院工学研究院) ,  赤堀良介 (寒地土木研究所 寒地河川チーム) ,  清水康行 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.415-I.422 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川流域には多くの樹木が存在し,こうした河道周辺の樹木は,大規模出水時に発生する土砂崩れ,河岸の崩壊などにより流木化し,河道内を流下する。このような流下の際,橋脚に大量の流木が集積することで河道の閉塞,橋梁自体の破壊をもたらすことが報告されている。河道のリーチスケールにおける流れ場の局所的構造,流木輸送の関連性に主眼を置いた研究例は少なく,これまでのところ,その解明が十分になされたとは言い難い状況である。本論文では,リーチスケールにおける流れ場,流木の挙動の関係を調べるため,蛇行開水路の水路実験,数値解析による検討を行った。水路実験では,流れ場の空間的構造,流下流木の集中化との関連性の画像・PTV解析による検討結果から,流木は流路内でせん断の強い領域を避け,集中化する挙動を示した。数値解析では,非定常平面2次元モデルにより得られた流れ場にone-way型の次の3種類の流木モデルを適用し,再現性の知見を得た。1)トレーサー(粒子)モデル,2)球形粒子に対する運動方程式型モデル,3)高速条件を用いた複数粒子に対する運動方程式型モデル。

シソーラス用語： 蛇行 ,  河川 ,  *流れ場 ,  *木材 ,  実験 ,  水路 ,  粒子追跡流速測定 ,  流速計 ,  画像分析 ,  河道 ,  出水 ,  シミュレーション ,  数値解析 ,  モデリング ,  解析モデル ,  *開水路
準シソーラス用語： PTV【流速計】 ,  画像解析 ,  蛇行河川 ,  蛇行流路 ,  水路実験 ,  数値シミュレーション ,  *流木

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (13件)：

• 阿部修也,渡邊康玄,長谷川和義:2003年台風 10号出水における沙流川での橋梁被害,河川技術論文集,第11巻,pp109-114,2005.6
• 国土交通省海事局 超高速船に関する安全対策検討委員会:超高速船に関する安全対策について 2009
• Braudrick,C. A.,Grant,G. E. : When do logs move in rivers?,Water Resources Research,Vol.36, No.2, pp.571-583, 2000.
• 福岡捷二,新井田 浩:流木類の流下・堆積とそれらの河道設計への利用,土木学会論文集, No. 479/II-25,pp.51-60, 1993.
• R. B. Manners,M. W. Doyle,M. J. Small: Structure and hydraulics of natural woody debris jams,WATE R RESOURCES RESEARCH,VOL. 43,W06432,17 PP., 2007

タイトルに関連する用語 (6件)： 蛇行流路 ,  流体 ,  流木 ,  挙動 ,  実験 ,  数値解析