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J-GLOBAL ID：201402275351463580   整理番号：14A0944611

ムチン1遺伝子(MUC1)と胃癌罹病性

Mucin 1 Gene (MUC1) and Gastric-Cancer Susceptibility

著者 (3件)： SAEKI Norihisa (National Cancer Center Res. Inst., Tokyo, JPN) ,  SAKAMOTO Hiromi (National Cancer Center Res. Inst., Tokyo, JPN) ,  YOSHIDA Teruhiko (National Cancer Center Res. Inst., Tokyo, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 15  号： 5  ページ： 7958-7973 (WEB ONLY)  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胃癌(GC)は世界中で,特にアジアにおいて,主要悪性疾患のうちの1つである。それは,腸のおよびびまん性型に分類される。腸型GC(IGC)がヘリコバクターピロリ(HP)感染によって引き起こされることはほぼ間違いないが,びまん性GC(DGC)においては,その役割は限られているようだ。日本人および中国人集団に対するゲノムワイド関連分析(GWAS)によって,最近,細胞膜結合性ムチンタンパク質をエンコードするムチン1遺伝子(MUC1)をもつGC感染性遺伝子座として,第1染色体1q22を特定した。MUC1は,癌細胞において抗アポトーシス機能をもつ発癌遺伝子として知られているが,正常な胃粘膜において,ムチン1タンパク質は,炎症や癌の原因となる様々な外部からの侵襲から胃上皮細胞を保護する役割を持つと期待されている。HP感染は胃癌につながる最も確実な侵襲であり,Muc1ノックアウトマウスの研究によって,ムチン1タンパク質の保護機能が示されている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *CD抗原 ,  *ムチン ,  *腫瘍抗原 ,  *膜糖タンパク質 ,  遺伝子 ,  *胃腫瘍 ,  *感受性 ,  Helicobacter pylori ,  *遺伝学実験技術 ,  *解析 ,  細胞結合 ,  遺伝子座 ,  常染色体 ,  腫瘍細胞 ,  *薬理作用 ,  *アポトーシス ,  *癌遺伝子 ,  上皮細胞 ,  *抗潰瘍作用 ,  *保護作用 ,  ノックアウトマウス ,  *ゲノムワイド関連解析 ,  *ムチン-1 ,  胃上皮細胞 ,  膜結合 ,  *細胞生理学的現象 ,  *抗アポトーシス作用 ,  ヒト染色体1番 ,  *胃粘膜保護作用 ,  微生物 ,  らせん菌 ,  実験動物 ,  マウス
準シソーラス用語： *細胞生理 ,  *アポトーシス抑制 ,  ヒト第1染色体 ,  ムチン1遺伝子 ,  *胃粘膜細胞保護作用 ,  *疾患感受性

分類 (5件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  消化器の腫よう  (GH04000D) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝学研究法  (EC01020N)

タイトルに関連する用語 (5件)： ムチン ,  遺伝子 ,  MUC1 ,  胃癌 ,  罹病