文献

J-GLOBAL ID：201402275845407046   整理番号：14A1372104

グリーンイノベーション マグネシウム-14族系金属間化合物の低温固相合成

著者 (5件)： 佐藤正志 (東海大 工) ,  鈴木義人 (東海大) ,  樋口昌史 (東海大 工) ,  浅香隆 (東海大 工) ,  WUNDERLICH Wilfried (東海大 工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 21  号： 373  ページ： 401-404  発行年： 2014年11月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 蛍石型の金属間化合物Mg₂X(X=Si,Ge,Sn)は,熱電変換材料,リチウム電池用負極材料,耐食性材料などの広い用途で期待されている。本稿では,その新しい低温合成方法の最近の研究動向を概観した後,筆者らの水素貯蔵材料の研究から派生した,水素を利用した新たな高融点金属間化合物の低温固相合成法を紹介する。1)Mg₂X(X=Si,Ge,Sn)の合成法:垂直ブリッジマン法,ボールミル法,バルクメカニカルアロイング法,放電プラズマ焼結法,2)水素を利用した低温固相合成:化学量論比のMg粉末と14族元素粉末を水素雰囲気下で600K付近まで昇温すると,Mgが水を吸収すると同時に,Mg-14族系金属間化合物が形成する。

シソーラス用語： *金属間化合物 ,  *マグネシウム合金 ,  ケイ素含有合金 ,  ゲルマニウム含有合金 ,  スズ含有合金 ,  炭素族元素 ,  化学合成 ,  *固相合成 ,  技術革新 ,  *微細構造 ,  結晶構造 ,  相組成 ,  化学量論 ,  雰囲気 ,  熱処理 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察 ,  反応機構
準シソーラス用語： 14族元素 ,  *低温合成 ,  グリーンイノベーション ,  微細組織 ,  研究動向 ,  水素雰囲気 ,  走査電子顕微鏡法 ,  生成機構

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (21件)：

• R. van Noorden, Nature, 507, 26-28 (2014).
• T. Kuji, T. Honjo, M. Chiba, T. Nobuki, J.-C. Crivello, e-J. Surf. Sci. Nanotech., 6, 15-16 (2008).
• H. Shibata, H. Tampo, K. Matsubara, A. Yamada, K. Sakurai, S. Ishizuka, S. Niki, M. Sakai, Appl. Phys. Lett., 90, 124104 (2007).
• M. Sato, T. Kuji, Mater. Trans., 52, 1773-1776 (2011).
• H. Kim, J. Choi, H-J. Sohn, T. Kang, J. Electrochern. Soc., 146, 4401-4405 (1999).

タイトルに関連する用語 (6件)： グリーン ,  イノベーション ,  マグネシウム ,  金属間化合物 ,  低温 ,  固相合成