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J-GLOBAL ID：201402277607170863   整理番号：14A0288061

粒子フィルタによる土の弾塑性モデル/パラメータ同定

Identification of elast oplastic constitutive model and its parameters using the particle filter

著者 (5件)： 新村隼人 (京都大学大学院 農学研究科) ,  片岡資晴 (京都大学大学院 農学研究科) ,  村上章 (京都大学大学院 農学研究科) ,  大野進太郎 (鹿島建設(株)土木設計本部) ,  藤澤和謙 (岡山大学大学院 環境学研究科)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.115-I.126 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土構造物の設計を行うに際し,土の弾塑性構成式を用いた有限要素シミュレーションが用いられる。地盤挙動の観測値を用いて,粒子フィルタ(PF)と水~土連成有限要素解析(連成FEM)を用いたデータ同化により,せん断速度,要素試験レベル・現場レベルのスケールの影響把握,側方変形予測の精度向上が目的である。本研究では,EC/LCモデル組込みの水~土連成有限要素解析,PFによるデータ同化により,適切な弾塑性モデルの同定手法を提案した。その手法の適用性・有効性について,三軸CD試験シミュレーション,実地盤挙動解析により検討した。その結果,次の知見が得られた。1)用いたECモデルに固有のパラメータを同定することにより,弾塑性モデルを同定することが可能であり,同時にパラメータの同定も行える。2)正規圧密粘土の三軸CD試験のシミュレーションへの提案手法適用の結果,透水係数,非可逆比の同定対象パラメータとしての有効性を確認できた。3)同定された値を軟弱粘土層・改良地盤の実地盤(神戸空港島)に適用することで,良好な予測結果を得ることができた。

シソーラス用語： 降伏面 ,  構成方程式 ,  応力歪特性 ,  弾塑性 ,  *濾波器 ,  有限要素法 ,  サイズ効果 ,  *解析モデル ,  土木構造物 ,  三軸圧縮試験 ,  データ同化 ,  システム同定 ,  パラメータ推定 ,  粘土 ,  *地盤沈下 ,  基礎地盤 ,  パラメータ ,  圧密 ,  依存性 ,  剪断速度 ,  予測技法
準シソーラス用語： スケール効果 ,  せん断速度依存性 ,  パラメータ同定 ,  降伏曲面 ,  *弾塑性モデル ,  弾塑性構成式 ,  弾塑性有限要素解析 ,  地盤パラメータ ,  土構造物 ,  軟弱粘性土 ,  *粒子フィルタ

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (15件)：

• 太田秀樹:5.ダイレタンシーの研究-日本における動向- 講座 カムクレイに学ぶ,土と基礎,地盤工学会,Vol.41-10,No.429,pp.75-82,1993.
• 村上 章,西村伸一,藤澤和謙,中村和幸,樋口知之: 粒子フィルタによる地盤解析のデータ同化,応用力学論文集,Vol.12,pp.99-105,2009.
• Shuku, T., Murakami, A., Nishimura, S., Fujisawa, K. and Nakamura, K.: Parameter identification for Cam-clay model in partially loading tests using the particle filter, Soils and Foundations, Vol.52, No.2, 2012.
• 大野進太郎,飯塚 敦,太田秀樹:非線形コントラクタンシー表現関数を用いた土の弾塑性構成モデル,応用力学論文集,Vol.9,pp.407-414,2006.
• 珠玖隆行,村上 章,西村伸一,藤澤和謙,中村和幸: 粒子フィルタによる神戸空港島沈下挙動のデータ同化, 応用力学論文集,Vol.13,pp.67-77,2010.

タイトルに関連する用語 (4件)： 粒子フィルタ ,  土 ,  弾塑性モデル ,  パラメータ同定