抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電波望遠鏡は天体から放射される電波を受信し,解析を行う装置である。分光器は受信した電波に対してFFTを行い,周波数スペクトルを出力する。太陽電波バーストは極めて短時間に変化する現象であるため,時間分解能に優れた高速なFFTが必要である。本論文では,Six-Step FFTアルゴリズムに基づく並列FFT回路の実現法について述べる。提案FFTはN点FFTを6ステージのパイプライン処理で実行する。第1,3,6ステージは転置回路で実現する。第2,5ステージはP並列√<span style=text-decoration:overline>N</span>点FFTで実現する。第4ステージはP点ひねり係数回路で実現する。提案回路は転置回路を必要とするが,N点FFTを√<span style=text-decoration:overline>N</span>点FFTに分解するため,FFT回路の面積を押さえることができ,並列化実現に向く。提案並列FFTをXilinx社Virtex 7 VC707評価ボードに実装して既存手法と比較を行い,提案並列FFTは4.52~22.64倍高速であった。(著者抄録)