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J-GLOBAL ID：201402278908231520   整理番号：14A0872729

田面水のpH変化が水田土壌からのリン溶出におよぼす影響

著者 (2件)： 花山奨 (山形大 農) ,  安中武幸 (山形大 農)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 291  ページ： 181-182  発行年： 2014年06月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土壌から田面水へのリン溶出におけるpHの影響を室内実験により検討した。その結果,土壌表面が酸化状態においても田面水のpHが8以上になると田面水の全リン濃度が増加した。この全リン濃度の増加は酸化状態の土壌表層内に存在する鉄の水酸化物と結合していた一部のリン酸がpH増加によって解離し,田面水に溶出したためと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 水田土 ,  *湛水 ,  *pH【水素イオン指数】 ,  *溶出 ,  溶存酸素 ,  リン ,  藻類 ,  屋内試験 ,  光合成 ,  全リン ,  *田面水 ,  植物 ,  隠花植物
準シソーラス用語： *リン溶出

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (6件)：

• Brönmark, C. and Hansson, L-A. (2007):湖と池の生物学, 占部城太郎監訳, 共立出版, 45-46.
• Jin, X., Wang, S., Pang, Y. and Wu, F.C. (2006) : Phosphorus fractions and the effect of pH on the phosphorus release of the sediments from different trophic areas in Taihu lake, China, Environmental Pollution, 139, 288-295.
• 西澤一俊,千原光雄 (1979) : 藻類研究法, 共立出版, 189-194.
• Takeda, I., Somura, H. and Mori, Y. (2010) : Recovery of phosphorus from natural water bodies using iron-oxidizing bacteria and woody biomass, Ecological Engineering, 36, 1064-1069.
• Usui, Y., Mowjood, M.I.M. and Kasubuchi, T. (2003) : Absorption and emission of CO₂ by ponded water of a paddy field, Soil Sci. Plant Nutr., 49, 853-857.

タイトルに関連する用語 (5件)： 田面水 ,  pH ,  水田土壌 ,  リン ,  溶出