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J-GLOBAL ID：201402279206080961   整理番号：14A0288133

車両通過音を用いた道路橋伸縮装置の異常検知における高精度化に関する検討

Accuracy improvement of damage detection for bridge joints based on passing sound of a vehicle over the joints

著者 (5件)： 大島義信 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  福田翔平 (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻) ,  SALPISOTH Heng (京都大学 工学研究科都市社会工学専攻) ,  服部洋 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  塚本成昭 (阪神高速技術株式会社 技術部技術開発課)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.751-I.759 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 都市高速道路などで多用されている高架橋の伸縮装置は,車両の輪荷重が直接的に作用し,消耗も早く損傷が生じやすいため,維持管理上の重要部材とされている。筆者らは,車両上で収録される伸縮装置通過音に着目し,周波数解析,カオス時系列解析を用いた伸縮装置の損傷検出を試み,既往の研究で次の2つの評価手法を提案した。1)周波数解析(周波数帯POA値)による評価方法,2)カオス時系列解析(予測誤差)による評価方法。本論文は,この2つの手法(POA値,予測誤差)について,これらの検出方法の精度向上のための検討を行った。得られた知見から,個別にはPOAによる方法で損傷検知を行い,伸縮装置ごとに平均値で整理することが最良であると考察した。

シソーラス用語： *道路橋 ,  *伸縮装置 ,  *損傷 ,  検出 ,  周波数解析 ,  時系列分析 ,  時系列 ,  精度 ,  周波数帯 ,  改良 ,  音響 ,  予測誤差 ,  音響測定 ,  損傷検出
準シソーラス用語： カオス時系列 ,  カオス時系列解析 ,  異常検知 ,  検出精度 ,  高精度化 ,  時系列解析 ,  車両通過音 ,  損傷検知

分類 (2件)： 構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M) ,  その他の音響応用  (BB03100I)

引用文献 (6件)：

• 都市高速道路研究会:都市高速道路における道路橋の点検・補修マニュアル,理工図書,2004.
• 藤野陽三,西川貴文,長山智則:日常点検車を用いた道路高速モニタリングシステムの開発と実装化,高速道路と自動車,53(5),23-30,2010.
• 長山智則,藤野陽三:土木 高速道路の高頻度路面モニタリングシステム(VIMS)-巡回車の動的応答を利用した路面状態の簡易点検システムの開発,検査技術,13(1),41-47,2008.
• 服部洋,大島義信,塚本成昭:車両通過音を活用した道路橋伸縮装置の異常検知に関する基礎的研究,土木学会論文集A2, Vol.67,No.2,I_865-I_873,2011.
• 野村泰稔,広兼道幸:川谷充郎:カオス的アプローチによるコンクリート構造物の打音診断法,土木・建築ソフトコンピューティング応用シンポジウム講演論文集,23-34,2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： 道路橋 ,  伸縮装置 ,  異常検知 ,  高精度化