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J-GLOBAL ID：201402279544821004   整理番号：14A1478284

居住床を対象とした衝撃振動の周波数特性が人の振動感覚に対する影響

EFFECT OF VIBRATION SENSE BY FREQUENCY CHARACTERISTICS OF IMPACT VIBRATION FOR RESIDENTIAL FLOOR

著者 (2件)： 冨田隆太 (日本大 理工) ,  井上勝夫 (日本大 理工)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 705  ページ： 927-935  発行年： 2014年11月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報は,振動に対する居住床の遮断能力を評価するための評価物理量及び振動感覚に関する基礎的検討として,実際の床スラブに発生する衝撃振動を対象に,周波数特性に注目した実験的検討を行った。併せて,本研究に関連する既往研究についても紹介した。実験は,S造,RC造の3種の床を用いて,各測定点(加振点)で1mからゴムボールを落下させ,各受振点で振動応答速度を測定し,1/3オクターブバンド分析を行った。また,各受振点の位置における被験者の感覚評価(4段階)を行った。特に,30Hzから80Hzの周波数が振動感覚に与える影響,決定周波数以外の周波数が振動感覚に与える影響,帯域数が振動感覚に与える影響に注目して検討した。これらの結果,3.15Hz帯域以降80Hz帯域までの周波数特性の影響については,振動感覚評価と物理量の対応から明らかに30Hz以上の周波数成分も知覚していること,知覚度合・不快度合について30Hz以上を考慮すると対応が良くなかったことなどの知見を得ることができた。

シソーラス用語： 住宅 ,  *衝撃荷重 ,  振動応答 ,  *周波数特性 ,  *振動感覚 ,  ゴム ,  球 ,  *落重試験【衝撃試験】 ,  防振 ,  性能評価 ,  狭帯域 ,  床 ,  快適性 ,  継続時間 ,  広帯域 ,  鋼構造 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  信号レベル ,  主観評価
準シソーラス用語： 不快度 ,  VRAL

分類 (1件)： その他の騒音・振動  (SB04040P)

引用文献 (13件)：

• 日本建築学会編 : 建築物の振動に関する居住性能評価指針・同解説, 2004.5
• JIS A 1418-2:2000, 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法 -第 2 部 : 標準重量衝撃源による方法
• 冨田隆太、井上勝夫、伊東和 : 人の動作とゴムボール衝突時の床振動応答加速度に関する実験的検討、日本建築学会技術報告集, 第 27 号, pp179~182, 2008.6
• JIS A 1419-2:2000, 建築物及び建築部材の遮断性能の評価方法 -第 2 部 : 床衝撃音遮断性能
• 三輪俊輔、米川善晴 : 正弦振動の評価法 (振動の評価法 1)、日本音響学会誌、27 巻 1 号, pp.11~20, 1971.1

タイトルに関連する用語 (6件)： 居住 ,  床 ,  衝撃 ,  周波数特性 ,  人 ,  振動感覚