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J-GLOBAL ID:201402279844898319   整理番号:14A0247528

青森県十三湖における完新世の湖水成層化と地形環境

Stratified lacustrine water structure and geomorphic environments of the Holocene Lake Jusanko, northeastern Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 21-34  発行年: 2014年02月01日 
JST資料番号: G0071A  ISSN: 0418-2642  CODEN: DAYKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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青森県北西部に位置する十三湖の沿岸付近においてボーリング試料を採取し,堆積物の層相観察,珪藻分析,イオウ分析,粒度分析,14C年代測定を実施することにより,縄文海進以降の十三湖の地形環境および湖水環境の変遷について検討した。最終氷期以降に陸域であった調査地域は,約9,000cal BP以降に縄文海進がおよんで水域となり,7,000cal BP前後には塩分の高い海域となった。十三湖は,7,000cal BP以降の砂州の発達により日本海と隔てられることで形成され,約6,000cal BP以降には淡水の影響が強くなり,とくに5,000~2,000cal BPには淡水の影響の極めて強い湖沼であった。この時期の十三湖は現在よりも水深が大きく,流入した海水が湖底に滞留し,表層に淡水が存在する成層状態となっていたことが推定された。その後,水深が小さくなったため風波による湖水の攪乱が生じやすくなり,遅くとも約1,000cal BPには汽水環境が成立していた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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第四紀 
引用文献 (41件):
  • 安藤一男(1990)淡水産珪藻による環境指標種群の設定と古環境復元への応用.東北地理,42,73-88.
  • 吾妻 崇(1995)変動地形からみた津軽半島の地形発達史.第四紀,34,75-89.
  • 藤原 治・増田富士雄・酒井哲弥・入月俊明・布施圭介(1999)房総半島と三浦半島の完新統コアに見られる津波堆積物.第四紀研究,38,41-58.
  • 羽佐田紘大・藤本 潔(2012)矢作川下流低地における完新世の堆積土砂量と蓄積炭素量の時系列的変動.地形,33,25-43.
  • 平井幸弘(1994)日本における海跡湖の地形発達.愛媛大学教育学部紀要III自然科学,14,1-71.
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