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J-GLOBAL ID：201402280556021028   整理番号：14A0764469

光励起Au₂₅(SR)₁₈クラスタによる一重項酸素の生成

Generation of Singlet Oxygen by Photoexcited Au₂₅(SR)₁₈ Clusters

著者 (9件)： KAWASAKI Hideya (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA) ,  KAWASAKI Hideya (Kansai Univ., Osaka, JPN) ,  KUMAR Santosh (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA) ,  LI Gao (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA) ,  ZENG Chenjie (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA) ,  KAUFFMAN Douglas R. (National Energy Technol. Lab. (NETL), United States Dep. of Energy, Pennsylvania, USA) ,  YOSHIMOTO Junya (Kansai Univ., Osaka, JPN) ,  IWASAKI Yasuhiko (Kansai Univ., Osaka, JPN) ,  JIN Rongchao (Carnegie Mellon Univ., Pennsylvania, USA)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 26  号： 9  ページ： 2777-2788  発行年： 2014年05月13日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腫瘍の光線力学的治療(PDT)に関係して,水溶性金クラスタAu₂₅(SR)₁₈^-1(H-SR=フェニルエタンチオール(PET)またはカプトプリル(Cap))によるPDT効果を調べた。これらクラスタは,可視~近赤外(532~808nm)照射により,他の有機増感剤無しで,¹O₂を効果的に生成した。いずれもNMB(新メチレンブルー)に優る¹O₂生成能を示し,腫瘍細胞(HeLa細胞)への細胞毒性を示し,in vitro抗癌試験でも良好な結果を示した。クラスタのエネルギーギャップ(約1.3eV)が¹O₂の値(0.97eV)より大きく,効果的な³O₂へのエネルギー移動を生じること,および励起状態寿命が長く,明瞭なO₂吸着部位を有することが理由である。R=PETの場合は有機スルフィド(チオアニソール)のスルホキシドへの酸化の選択的触媒作用を示した。中性のクラスタも同等の性能を有していた。

シソーラス用語： *金属クラスタ ,  *一重項酸素 ,  *光ポンピング ,  *光化学療法 ,  *治療法 ,  HeLa細胞 ,  腫瘍細胞 ,  細胞毒性 ,  in vitro実験 ,  エネルギーギャップ ,  エネルギー移動 ,  励起状態 ,  クラスタ ,  紫外可視吸収スペクトル ,  生存率 ,  スペクトル ,  アミノ酸 ,  チオール ,  窒素複素環化合物 ,  カルボアミド
準シソーラス用語： インビトロ細胞毒作用 ,  *金クラスター ,  光ルミネセンススペクトル ,  *光線力学的治療法 ,  *光励起 ,  細胞生存率 ,  *腫瘍治療 ,  中性クラスタ

分類 (3件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  腫ようの実験的治療  (GE02040Y) ,  光化学反応  (CB08020F)

物質索引 (5件)： 1-フェニルエタンチオール ,  カプトプリル ,  チオアニソール ,  ニューメチレンブルー ,  メチルフェニルスルホキシド

タイトルに関連する用語 (4件)： 光励起 ,  Sr ,  クラスタ ,  一重項酸素