文献

J-GLOBAL ID：201402280612037374   整理番号：14A0569427

凍結融解履歴が粒状路盤材の支持力特性に与える影響とその評価

Effect evaluation of freeze-thaw history on bearing capacity of base course materials

著者 (3件)： 川端伸一郎 (北海道工業大学・空間創造学部) ,  石川達也 (北海道大学大学院・工学研究院) ,  亀山修一 (北海道工業大学・空間創造学部)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 9  号： 1  ページ： 1-13 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,新たに作製した凍結融解CBR試験装置を用いて,凍結融解作用が粒状路盤材(C-40)の支持力特性に与える影響を調べた。C-40のCBRは,すべての含水比条件で凍結融解履歴によって減少することが明らかとなった。凍結作用は粒子内の水分を排出させる効果があり,この現象によって1) 粒子間の摩擦が減少する,2) 間隙構造が変化する,と考えられ,これらの要因でCBRが低下することを示した。また,1) 粒子間摩擦の減少によるCBRの低下は,時間経過によってその値が回復するのに対して,2) 間隙構造の変化による場合は,時間による回復はみられないことを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *舗装材料 ,  *凍結融解 ,  *地盤係数 ,  地盤支持力 ,  凍結融解試験 ,  土質試験 ,  CBR試験 ,  試験装置 ,  試料調製 ,  内部摩擦 ,  細孔構造 ,  土壌含水量 ,  破砕性 ,  経時変化 ,  凍上試験 ,  *路盤材料
準シソーラス用語： *CBR ,  粒子間摩擦 ,  *路盤材

分類 (2件)： 土の構造と物理的・化学的性質  (RA03030T) ,  舗装一般  (RC04010K)

引用文献 (24件)：

• 1) 亀山修一,川端伸一郎,豊田邦男,川村 彰,笠原 篤:寒冷地の高速道路における平坦性の季節変動に関する研究,土木学会論文集,No.742/VI60,pp.51-60,2003.
• 2) 亀山修一,川端伸一郎,豊田邦男,川村 彰,姫野賢治:凍上の影響を受けた高速道路の縦断プロファイル特性,土木学会論文集,No.802/V69,pp.223-234,2005.
• 3) 川端伸一郎,亀山修一,金井利浩,冨澤 健,石田眞二:寒冷地における舗装のひび割れ被害の実態とその特徴,土木学会舗装工学論文集,第15巻,pp.211-218,2010.
• 4) 久保 宏:融解期の現場CBRとそれに基づく設計CBRについて,土木学会論文集,Vol.283,pp.117-123,1979.
• 5) 久保 宏:積雪寒冷地舗装の凍上対策,土木学会誌,Vol.64,No.2,pp.10-16,1979.

タイトルに関連する用語 (5件)： 凍結融解 ,  履歴 ,  路盤材 ,  支持力 ,  評価