抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では瀬戸内海の東部・中部・西部海域で1918~2005年の間に抽出した26ケースの巨大台風(1918年7月台風から台風0418号まで)を対象とした浅海波浪推算の結果に基づいて,各台風時の最大波高と波向の空間分布の特性を検討する.入力条件とした海上風分布は対象海域周辺の陸上気象官署で取得されたSDP風の沿岸・海上観測風への変換とそれらの空間補間による.波高は,太平洋に接続する豊後水道や紀伊水道の奥に向かって減少するが,例外的に水道内の強風により波高が水道内で維持されたり,増加する場合もある.内湾部では,波高の最大域は台風経路に依存する強風の風向に対応して系統的に変化する.この傾向は周囲をほぼ陸地で囲まれた中部海域で顕著である.(著者抄録)