抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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戦後,荒廃した国内森林の早期回復および建築用材等の木材需要に応じて,成長の速いスギ等の針葉樹が植林された。これら造林木の成熟に伴い,大径材の供給が増加している。労働集約的な製材方式により,良質なスギ大径材から付加価値の高い製材品を生産してきた方法は,採算上,一般材の大径材には適用出来ない。このため,製材品の用途の開発および効率的な製材方式が必要である。新用途の開発については,需要の多い木造建築物の構造用材として大径材から断面寸法の大きい挽き角などを採材,生産する方向が考えられる。大径材の製材速度は小さく,生産性を低下させる。製材作業の改善と大径材に適応する自動化製材技術の開発が必要である。また,丸太と製材品の間で高い相関を有するヤング率と含水率を用いて適切な木取りを行う必要がある。