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J-GLOBAL ID：201402281679510658   整理番号：14A0530914

熱帯収束帯の南北変位により励起された海洋ロスビー波

著者 (6件)： 阿部泰人 (北大 低温科研) ,  谷本陽一 (北大 大学院) ,  谷本陽一 (海洋研究開発機構) ,  長谷川拓也 (海洋研究開発機構) ,  江淵直人 (北大 低温科研) ,  花輪公雄 (東北大 大学院)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2014  号： 春季  ページ： 99  発行年： 2014年03月10日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 貿易風の収束域である熱帯収束帯(ITCZ)は東西に長い構造を持つ。東太平洋域のITCZは,エルニーニョ時に南方に変位しラニーニャ時に北方に変位する。本研究は,ITCZの南北変位に伴う風応力変動が海洋に与える影響を調査した。ITCZに沿って正の風応力カールが帯状に分布していた。この正のカール帯の南北変位により,南方変位時(北方変位時)にはITCZの北側境界に負の(正の)カール偏差が形成されていた。このカール偏差帯に沿って海面高度偏差が出現し,ロスビー波として西方伝播していた。従来赤道ケルビン波の東岸反射により発生すると考えられていたロスビー波が,ITCZの南北変位によっても励起し得ることを本研究は突き止めた。(著者抄録)

シソーラス用語： *プラネタリー波 ,  *Kelvin波 ,  反射 ,  熱帯気象 ,  *東太平洋 ,  赤道 ,  赤外線 ,  *ロスビー波 ,  *熱帯収束帯 ,  放射伝熱 ,  電磁波 ,  波動
準シソーラス用語： 熱放射

分類 (2件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G) ,  大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 熱帯収束帯 ,  変位 ,  励起 ,  海洋 ,  ロスビー波