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J-GLOBAL ID:201402284797720054   整理番号:14A1219837

低温完全印刷プロセスに基づく薄膜セレン化銅インジウムガリウム太陽電池

Thin-Film Copper Indium Gallium Selenide Solar Cell Based on Low-Temperature All-Printing Process
著者 (4件):
資料名:
巻:号: 18  ページ: 16297-16303  発行年: 2014年09月24日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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太陽エネルギーのより効率良い利用が模索される中,CIGS(セレン化銅インジウム・ガリウム)が注目されており,特に,薄膜CIGS太陽電池は,効率が高く,電池安定性に優れていることが知られている。CIGSの製造では,コストが低く,真空を使用しない低温プリント・プロセスの実現が課題とされている。本稿では,完全プリント・プロセスと低温アニーリングに基づくCIGS太陽電池の製造法を提案し,この方法に基づいて製造した太陽電池の性能を評価した。まず,CuCl,InCl3,Se等をDDA(ドデシルアミン)に混合させて,CIGSナノ粒子を調製したら,これをスピンコーティング処理することで薄膜状にして,この薄膜を250°Cで30分間に渡りアニール処理することで,DDAを除去して,CIGS膜を合成した。そして,合成したCIGSナノ粒子のTEM(透過型電子顕微鏡)画像からは,粒子サイズが15から20nmであること,更に,XRDパターンからは,結晶純度の高いナノ粒子が確認された。次に,低温処理したCIGS層上にCdS,及び,ZnO/[AgNW/ZnO]構造の伝導酸化物電極を200~250°Cで蒸着することで,電極構造を製造し,これを用いて太陽電池を作成し,その電流密度と電圧特性を測定した。この結果,効率が1.6%,開回路電圧0.48V,短絡回路電流9.7mA/cm2,及び,曲線因子が34%であると測定されたが,測定された効率は,一部の文献で報告されている値よりも低かった。また,CIGS層が太陽電池のパラメータや効率を決定付けることも分かった。以上の結果から,太陽電池の効率をより高めるには,焼結条件の調整や結晶化をより高めることによって,CIGS層の最適化を図ることが重要であることが示された。
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分類 (1件):
分類
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太陽電池 

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