文献

J-GLOBAL ID：201402287453643882   整理番号：14A0926432

伝達特性の差の補償機能を有する自由度縮約モデルを用いた時刻歴応答評価法

REDUCED MODEL FOR EARTHQUAKE RESPONSE ANALYSIS OF BUILDING FRAMES WITH COMPENSATION ALGORITHM OF TRANSFER FUNCTION DIFFERENCES

著者 (3件)： 吉富信太 (立命館大 理工) ,  辻聖晃 (京大 大学院工学研究科) ,  竹脇出 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 702  ページ： 1117-1126  発行年： 2014年08月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 制振装置を有する建築物を対象とし,多自由度原モデルの時刻歴応答解析における計算負荷低減のための少自由度縮約モデルの適用を検討した。地動慣性力の縮約方法を示し,原モデルと縮約モデルの伝達特性の差を補償する変換地動慣性力の導出方法を提案した。提案手法をダンパなし剪断モデルおよびダンパ(線形,非線形)付き剪断モデルに適用し,数値解析を行った。ダンパなしは40層から2層・1層に縮約し,ダンパ付きでは20層から2層に縮約した。計算負荷が原モデルより減少することを確認した。提案した手法は剪断モデル以外に骨組モデルなど任意のモデルや任意の自由度縮約法に対して適用可能であることを明らかにした。

シソーラス用語： *建築物 ,  縮約 ,  応答解析 ,  装置 ,  特性 ,  *多自由度振動系 ,  数値解析 ,  *耐震設計 ,  慣性力 ,  解析モデル ,  地震応答 ,  防振 ,  時刻歴応答解析 ,  制振装置 ,  伝達特性
準シソーラス用語： ダンパ ,  縮約モデル

分類 (1件)： 構造設計一般  (RA04010E)

引用文献 (20件)：

• 日本建築構造技術者 編 : 応答制御構造設計法, 彰国社,pp.228-254,2000.
• T. Igusa, A. Der Kiureghian, and J. L. Sackman : Modal Decomposition Method for Stationary Response of Non-Classically Damped Systems, Earthquake Engng. Struct. Dyn., 12, pp.121-136, 1984.
• J. N. Yang, S. Sarkani, and F. X. Long : A Response Spectrum Approach for Seismic Analysis of Nonclassically Damped Structures, Engng. Struct., 12, pp.173-184, 1990.
• 曽田五月也, 和田純一, 平田裕一, 山中久幸 : 繰返加力実験に基づく粘弾性ダンパーの力学モデルの構築, 日本建築学会構造系論文集, No.457, pp.29-36, 1994.3.
• 大木 洋司, 笠井 和彦 : 振幅依存性をもつイソブチレン・スチレン系粘弾性ダンパーの等価線形化と制振構造設計法への応用, 日本建築学会構造系論文集, Vol.75, No.653, pp.1209-1216, 2010.7.

タイトルに関連する用語 (7件)： 伝達特性 ,  補償 ,  自由度 ,  縮約モデル ,  時刻 ,  応答 ,  評価法