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J-GLOBAL ID：201402290976054458   整理番号：14A0616173

量子メトロロジートライアングルロ

Quantum metrology triangle

著者 (3件)： 金子晋久 (産業技術総合研 計測標準研究部門) ,  大江武彦 (産業技術総合研 計測標準研究部門) ,  大江武彦 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 83  号： 5  ページ： 356-362  発行年： 2014年05月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,量子電気標準はジョセフソン効果と量子ホール効果による電圧と抵抗の実現のうえに成り立っている。電流つまり,アンペアは7つのSI基本単位の1つにもかかわらず,これら2つの量子効果から間接的に「組み立て量」として実現されている。この理由について解説し,そして2018年にも改定が予定されている電気素量,プランク定数を定義値とする新しいSIに向けた,単電子トンネリング効果を基本とする電流標準について説明する。最後に,ジョセフソン効果,量子ホール効果,単電子トンネリング効果の間の整合性の検証,つまり量子メトロロジートライアングルと呼ばれるオームの法則の量子力学的検証について概説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *Josephson効果 ,  *量子Hall効果 ,  Planck定数 ,  単位 ,  *単一電子トンネル効果 ,  完全性 ,  回路定理 ,  法則 ,  *標準
準シソーラス用語： SI単位 ,  データ整合性 ,  *Ohmの法則 ,  量子電圧標準 ,  *量子電流標準 ,  量子抵抗標準

分類 (1件)： 単位,標準,標準器,定数  (AD03000E)

引用文献 (26件)：

• A. K. Jain, J. E. Lukens, and J.-S. Tsai: Phys. Rev. Lett. 58, 1165 (1987).
• 福山康弘,金子晋久:炭素,243,121(2010).
• A. Tzalenchuk, S. Lara-Avila, A. Kalaboukhov, S. Paolillo, M. Syväjärvi, R. Yakimova, O. Kazakova, T. J. B. M. Janssen, V. Fal'ko, and S. Kubatkin: Nature Nanotech. 5, 186 (2010).
• F. Schopfer and W. Poirier: J. Appl. Phys. 102, 054903 (2007).
• K. K. Likharev: IEEE Trans. Magn. MAG-23, 1142 (1987).

タイトルに関連する用語 (1件)： 量子