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J-GLOBAL ID:201402291196799970   整理番号:13A1962285

「海洋生物と塩の文化」房総里山から供給されるフルボ酸の鉄の物質輸送と生態系との関連 2-盤洲干潟後背湿地のヨシ植生量と栄養塩との関係-

The Link between Material Transport and Ecosystem by Fulvic-Fe Complex in the Boso Peninsula 2: Influence of Reed Vegetation on Nutrients in the Back Marsh of the Banzu Tideland
著者 (5件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 327-339  発行年: 2013年12月01日 
JST資料番号: F0235A  ISSN: 0369-4550  CODEN: NKAGBU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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既往の研究より,養老川や小櫃川流域において生産されたフルボ酸は,多量な鉄を東京湾へと溶脱・輸送し,その河口沿岸の生態系の一次生産量の増加に寄与することを実証した。特に小櫃川河口域には東京湾最大級の自然干潟“盤洲干潟”が存在し,流域圏からの化学物質に対する緩衝能や魚付き林としての生態系に重要である。本研究では,小櫃川河口の盤洲干潟後背湿地を対象にそこに繁茂するヨシ植生量とフルボ酸-鉄を含めた栄養塩との関係を明らかにすることを目的とした。干潟の微小地形のわずかな高低差はヨシの植生量に強く反映し,それは潮位変動にともなう土壌中の含水量と塩分濃度と関係するからである。その正味生産量は年間炭素基準で170gm-2と推算された。ヨシ植生量に従って,土壌溶液中の溶存有機炭素,おもにフルボ酸炭素,さらに溶存鉄濃度は増加した。結果として,干潟土壌中で生産されたフルボ酸-鉄錯体は近傍のクリークを通過し,海洋プランクトンの増加に寄与していることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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植物栄養 
引用文献 (15件):

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