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J-GLOBAL ID：201402291326644974   整理番号：14A1474419

修理・修景型の自治体自主制度による修景実態に関する研究-名古屋市有松町並み保存地区における外観意匠の類型化と伝統的建造物との対応関係-

STUDY ON LANDSCAPE-ENHANCEMENTS BY THE SYSTEMS OF LOCAL GOVERNMENTS WHICH EXECUTE LANDSCAPE-ENHANCEMENTS AND PRESERVATION: Classification of exterior designs and its relation to the traditional buildings in Arimatsu preservation district in Nagoya-city

著者 (4件)： 北山めぐみ (高知工高専) ,  山本直彦 (奈良女大 生活環境) ,  平尾和洋 (立命館大 理工) ,  増井正哉 (奈良女大 生活環境)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 706  ページ： 2689-2698  発行年： 2014年12月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 名古屋市有松町並み保存地区で修景事業の対象である一般建築物について,外観意匠の類型化を行い現存する伝統的建造物(以下伝建物)の意匠との対応関係,外観の部位別分析を通して修景事業の運用実態,修景事業に関する立地上の傾向等を明らかにする。調査対象は旧東海道沿いに位置する一般建築物71件で居住者へのヒアリング調査により地区指定以降の現状変更の内容と補助事業の活用状況の把握を目標とした。本研究により,1)一般建築物における補助事業は新築等の大規模な現状変更に活用された。2)新築・全面改修後の外観意匠を類型化しグルーピングを行い,3)修景パターンとしての【伝建物継承グループ】【基準対応グループ】【基準非対応グループ】を提示した。4)外観各部における補助活用に見られる意匠的傾向として現存の伝建物と共通の意匠がある。5)立地上の傾向として新築・全面改修は伝建物が少ないエリアに集中し,すみ分けられていた。等の点が明らかになった。

シソーラス用語： *環境整備 ,  *景観設計 ,  愛知県 ,  古建築 ,  建築設計 ,  補助金 ,  *地方自治体 ,  幹線道路
準シソーラス用語： 外観意匠 ,  旧東海道 ,  *自主制度 ,  *修理・修景型 ,  伝統的建造物 ,  補助事業 ,  名古屋市有松町並み保存地区

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (18件)：

• 景観まちづくり研究会 : 景観法を活かす, 学芸出版社, 2004, pp.36-62
• 川元涼太, 佐野雄二, 岡崎篤行, 高見沢邦郎, 饗庭伸 : 歴史的町並みにおける景観条例に基づくデザイン誘導の全国実態, 日本建築学会技術報告集第17号, pp.421-426, 2003.6
• 小柳健, 岡崎篤行 : 武家屋敷地区のデザイン誘導における景観形成基準の運用実態-村上市歴史的景観保全条例を対象として-, 日本建築学会計画系論文集第577号, pp.127-133, 2004.3
• 佐野雄二, 岡崎篤行, 高見沢邦郎, 西村幸夫 : 景観条例に基づくデザイン誘導制度の運用実態と課題-岐阜県古川町の歴史的景観地区を対象として-, 日本建築学会計画系論文集第551号, pp.205-212, 2002.1
• 北山めぐみ, 山本直彦, 平尾和洋, 増井正哉 : 名古屋市町並み保存地区における歴史的町並みの整備実態-四間道・中小田井地区を事例として-, 日本建築学会技術報告集第20巻第44号, pp.279-284, 2014.2

タイトルに関連する用語 (11件)： 修理 ,  修景 ,  自治体 ,  制度 ,  研究 ,  名古屋 ,  町並み保存 ,  地区 ,  外観意匠 ,  類型化 ,  建造物