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J-GLOBAL ID:201402292293763391   整理番号:14A1214266

水耕液の硝酸塩濃度がウイルスベクター仲介一過性遺伝子発現系におけるベンサミアナタバコの葉の血球凝集素含有量に及ぼす影響

Effect of nitrate concentration in nutrient solution on hemagglutinin content of Nicotiana benthamiana leaves in a viral vector-mediated transient gene expression system
著者 (5件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 207-211 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: L0316A  ISSN: 1342-4580  CODEN: PLBIF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ウイルスベクター仲介一過性発現は植物全体を用いて迅速なバイオ医薬品の蛋白質産生を可能にする。近年,植物の成長条件は組換蛋白質含有量に影響を及ぼす因子として注目されている。特に,窒素は蛋白質合成に用いられる重要なリソースであることから,根域に供給された窒素は組換蛋白質の集積に影響する可能性がある。タバモウイルスベクターのアグロバクテリウム仲介デリバリー(アグロインフィルトレーション)に先立つ植物成長中の高硝酸塩水耕液によるベンサミアナタバコの施肥が,葉新鮮重単位当たりおよび/または植物当たりの高い組換えインフルエンザ血球凝集素(HA)含有量に結びつくかどうかを検討した。60mMの硝酸塩を含有する水耕液では,葉新鮮重単位当たりHA含有量は40%高く,12あるいは36mMの硝酸塩含有水耕液と比べて,植物当たりのHA含有量に相当した。HA,全可溶性蛋白質(TSP)および可溶性還元窒素含有量の間には正の相関があり,高硝酸塩水耕液の施肥により可溶性還元窒素が増加した後,TSPおよびHAが高まることを示していた。葉新鮮重の単位当たりHA含有量の増加は,植物当たりの葉新鮮重の減少で相殺されたが,硝酸塩に富む施肥はより小さな葉バイオマスから一定のHA量を得るために容易に適用可能な技術であり,それゆえ,ウイルスベクター仲介一過性発現系を用いたHAワクチン生産のための下流プロセスコストを低減することが可能であると考えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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施肥法・肥効  ,  植物組織・細胞による物質生産 
引用文献 (33件):
  • Buyel JF, Fischer R (2012) Predictive models for transient protein expression in tobacco (Nicotiana tabacum L.) can optimize process time, yield, and downstream costs. Biotechnol Bioeng 109: 2575–2588
  • Cataldo DA, Maroon M, Schrader LE, Youngs VL (1975) Rapid colorimetric determination of nitrate in plant-tissue by nitration of salicylic-acid. Commun Soil Sci Plant Anal 6: 71–80
  • De Muynck B, Navarre C, Boutry M (2010) Production of antibodies in plants: Status after twenty years. Plant Biotechnol J 8: 529–563
  • Fischer R, Drossard J, Commandeur U, Schillberg S, Emans N (1999) Towards molecular farming in the future: moving from diagnostic protein and antibody production in microbes to plants. Biotechnol Appl Biochem 30: 101–108
  • Fischer R, Emans N (2000) Molecular farming of pharmaceutical proteins. Transgenic Res 9: 279–299
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