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J-GLOBAL ID：201402292403889639   整理番号：14A0165541

名古屋市有松町並み保存地区における伝統的建造物の修理実態に関する研究

THE EXECUTION OF REPAIRING OF THE TRADITIONAL BUILDINGS IN ARIMATSU PRESERVATION DISTRICT OF NAGOYA CITY

著者 (4件)： 北山めぐみ (奈良女子大学大学院人間文化研究科) ,  山本直彦 (奈良女子大学生活環境学部) ,  増井正哉 (奈良女子大学生活環境学部) ,  平尾和洋 (立命館大学理工学部建築都市デザイン学科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 19  号： 43  ページ： 1105-1110 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 名古屋市有松町並み保存地区における伝統的建造物(伝建物)の修理事業について実態調査した。同地区の保存計画策定調査に記載された旧東海道沿いを対象とし,保存計画と現状を比較して外観構成要素を記録した。続いて居住者に対し改修箇所,改修前後の外観意匠の変化,補助事業活用状況などをヒアリング調査した。現状変更については主屋の形式,材質とその仕様などに関する指標を採用して屋根・庇,軒裏,壁面,窓建具,瓦,格子の意匠変化を捉え看板建築から町家への復原プロセスを考察した。その結果,1)現存伝建物の半数以上で改修箇所に偏りなく事業による補助改修を実施していること,2)補助改修事例には共通意匠や現代的材料の採用傾向があること,3)自費改修で補助改修同様の仕様を採用する事例があること,などの知見を得た。

シソーラス用語： *地区 ,  *古建築 ,  *町並み ,  愛知県 ,  事業 ,  *助成 ,  *改修 ,  *意匠 ,  建設材料 ,  仕様 ,  屋根 ,  建築構造 ,  建築要素 ,  壁面 ,  建具 ,  瓦 ,  格子 ,  広告媒体 ,  事例研究
準シソーラス用語： *外観 ,  看板 ,  *建築意匠 ,  軒裏 ,  庇 ,  補修材料 ,  名古屋市 ,  *名古屋市有松町並み保存地区

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (10件)：

• 1) 川元涼太,佐野雄二,岡崎篤行,高見沢邦郎,饗庭伸:歴史的町並みにおける景観条例に基づくデザイン誘導の全国実態,日本建築学会技術報告集第17号, pp.421~426., 2003.6
• 2) 小柳健,岡崎篤行:武家屋敷地区のデザイン誘導における景観形成基準の運用実態,日本建築学会計画系論文集第577号, pp.127~133., 2004.3
• 3) 小林史彦,川上光彦,横井武志:歴史的市街地における居住水準を考慮した町並み景観誘導のための建築形態規制−金沢市こまちなみ保存区域における事例研究−, 第34回日本都市計画学会学術研究論文集,pp.385-390.,1999
• 4) 城戸久,鈴村懋,菊池利春,天野正樹:有松町民家調査−近世工業的聚落の発生と建築物の現況−,財団法人住宅研究所, 1955
• 5) 名古屋市教育委員会:有松町並み調査報告,1975

タイトルに関連する用語 (6件)： 名古屋 ,  町並み保存 ,  地区 ,  建造物 ,  修理 ,  研究