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J-GLOBAL ID:201402299202042721   整理番号:14A0167834

事故映像とタブレット端末を用いたハザード出現予測の訓練とその効果

著者 (5件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 35-43  発行年: 2012年12月31日 
JST資料番号: L4453A  ISSN: 0910-9749  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ハザード知覚は,適切なリスク知覚やそれに伴う適切な運転行動の前提であり,ドライバが交通環境中のハザードを知覚できないと,十分なリスク知覚能力や運転技術があっても,安全に走行することはできない。本研究では8場面の事故映像を1セットとし,あるセットを用いた訓練を3回繰り返した後に,同種の事故類型の異なる事故映像からなる8場面に対する反応が,訓練セットの初回の反応よりも改善するかを検討する。具体的には衝突対象に対するタッチ率(実験参加者が1セットあたりに衝突対象にタッチできた比率;1セットは8場面なので,仮に6場面で衝突対象にタッチできた場合にはタッチ率は0.75となる)が上昇するか,また,反応時間(静止画像の提示開始から衝突対象にタッチするまでの時間)が短くなるかを検証する。刺激映像にはタクシーのドライブレコーダに記録された事故の前方カメラ映像19場面(本試行16場面,練習3場面)を用いた。各場面は10秒程度の前半動画,前半動画の最終フレームである静止画像,後半動画で構成されるよう編集を行った。静止画像は前半動画に続けて7秒間提示した。全場面平均の分析では,最初の3回の訓練によって,同種の事故類型の異なるシナリオで有意にタッチ率が上がり,反応時間が短縮された。したがって,本研究で提案した訓練によって,ドライバは交通場面中のどこが危ないのかを学習し,初めて体験する訓練と同種の事故類型でも,より確実に,より早く衝突対象に注意を向けられるようになったと考えられる。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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運転者  ,  自動車事故,交通安全 
引用文献 (10件):

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