特許
J-GLOBAL ID:201403001874948669

共焦点ラスタ顕微鏡および共焦点ラスタ顕微鏡のための駆動方法、ならびに試料の操作方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 恩田 誠 ,  恩田 博宣 ,  本田 淳
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-515210
公開番号(公開出願番号):特表2014-522995
出願日: 2012年06月15日
公開日(公表日): 2014年09月08日
要約:
光電子増倍管(PMT)が強く過励振される際に、公知の過負荷保護部はPMTの動作高電圧を遮断する。高電圧の応答時間は数ミリ秒の範囲にあり、レーザ走査顕微鏡によるブリーチングの際にPMTが過度に遅く遮断されてPMTが損傷を受け得、PMTの再スイッチオンがさらに大きく遅延されて、後続の試料領域を記録できなくなる。本発明は、PMTをブリーチングの際により良好に過負荷から保護し、ブリーチング終了後に迅速な再スイッチオンを可能にする。この目的のためにスイッチ(7)が設けられ、スイッチは、作動スイッチ状態では非作動スイッチ状態と比較してフォトカソード(2.1)と第1のダイノード(2.2)との間の電圧を低減し、さらに制御ユニット(34)が設けられ、制御ユニットは、光源によって照射可能なターゲットスポットを、偏向ユニットによって走査野の上を運動させるように構成され、制御ユニットは、ターゲットスポットが走査野の所定領域に入るときにスイッチを作動させ、領域を去るときに該スイッチを非作動にする。
請求項(抜粋):
光源(23、24、25)と、調整可能な光線偏向ユニット(30)と、光電子増倍管(2)と、ダイノード(2.2...2.9)に、それぞれフォトカソード(2.1)に対する電圧を印加するための電気回路(1)と、該偏向ユニット(30)を調整するための制御ユニット(34)とを含む共焦点ラスタ顕微鏡(10)であって、該光電子増倍管は、1つのフォトカソード(2.1)と、複数のダイノード(2.2...2.9)と、1つのアノード(2.10)とを有する、共焦点ラスタ顕微鏡において、 ・スイッチ(7)を備え、該スイッチ(7)は作動スイッチ状態と非作動スイッチ状態との間で切り替えることができ、該スイッチは、該作動スイッチ状態では該非作動スイッチ状態と比較して、該フォトカソード(2.1)と第1のダイノード(2.2)との間の電圧を低減し、 ・制御ユニット(34)を備え、該制御ユニットは、該光源によって照射可能な(少なくとも)1つのターゲットスポット(T)を、該偏向ユニット(30)によって走査野(S)の上を運動させるように構成されており、該制御ユニット(34)は、該ターゲットスポットが該走査野(S)の所定領域(R)に入るときに該スイッチ(7)を作動させ、該領域(R)を去るときに該スイッチ(7)を非作動にする、ことを特徴とする共焦点ラスタ顕微鏡(10)。
IPC (1件):
G02B 21/00
FI (1件):
G02B21/00
Fターム (15件):
2H052AA08 ,  2H052AA09 ,  2H052AB24 ,  2H052AC04 ,  2H052AC14 ,  2H052AC15 ,  2H052AC18 ,  2H052AC26 ,  2H052AC29 ,  2H052AC34 ,  2H052AD19 ,  2H052AD32 ,  2H052AF06 ,  2H052AF14 ,  2H052AF25
引用特許:
審査官引用 (10件)
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