特許
J-GLOBAL ID:201403004482498958

コンクリート構造物の養生管理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安倍 逸郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-249894
公開番号(公開出願番号):特開2014-098260
出願日: 2012年11月14日
公開日(公表日): 2014年05月29日
要約:
【課題】通信回線網を利用し、現場から離れた場所で、かつ高精度にコンクリート構造物の養生管理が可能なコンクリート構造物の養生管理システムを提供する。【解決手段】型枠またはコンクリートの表面温度測定面を区分した複数の表面温度測定領域の中心に表面温度センサを1個ずつ固定し、各部分コンクリートの中心に内部温度センサを1個ずつ埋め込み、各センサからの温度データを通信回線網により現場の第1の通信演算端末から養生温度管理ステーションの第2の通信演算端末に送信し、そこで温度分布データ解析手段で各表面温度データから実測表面温度分布データを求め、各内部温度データから実測内部温度分布データを求める。これにより、温度管理者が常駐せずとも、ステーションで養生温度分布を解析し、高精度にコンクリート構造物の養生温度を管理できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
コンクリート構造物を現場で施工する際に、型枠に流し込まれたコンクリートの養生温度を測定する養生温度測定装置と、該養生温度測定装置によって測定された養生温度に基づき、前記コンクリートの養生温度を制御する養生温度制御装置とを備えたコンクリート構造物の養生管理システムであって、 養生中の前記型枠の表面および養生中の前記コンクリートの型枠側の面のうち、何れか1つを、正方形の升目状の複数の表面温度測定領域に区分した表面温度測定面とし、 前記型枠の表面には、前記複数の表面温度測定領域に合わせて前記型枠の表面を仕切る複数の升目状部分リブを縦横に連ねた格子状補強リブが形成され、 養生中の前記コンクリートは、前記複数の表面温度測定領域に合わせて複数の部分コンクリートに区分され、 前記養生温度測定装置は、 前記複数の表面温度測定領域の中心位置に固定された複数の表面温度センサと、 前記複数の部分コンクリートの中心位置に、前記コンクリートを介して、対応する前記表面温度センサと対峙するように埋設された複数の内部温度センサと、 前記複数の表面温度センサからの測定信号により得られた前記複数の表面温度測定領域の表面温度データおよび前記複数の内部温度センサからの測定信号により得られた前記複数の部分コンクリートの内部温度データを、通信回線網を利用して、現場からそれぞれ送信する第1の通信演算端末と、 前記現場から離れた養生温度管理ステーションに設けられ、前記通信回線網を利用して、前記第1の通信演算端末から送信された前記複数の表面温度測定領域の表面温度データおよび前記複数の部分コンクリートの内部温度データをそれぞれ受信する第2の通信演算端末と、 該第2の通信演算端末に設けられ、前記複数の表面温度測定領域の表面温度データから実測表面温度分布データを求めるとともに、前記複数の部分コンクリートの内部温度データから実測内部温度分布データを求める温度分布データ解析手段とを備え、 前記養生温度制御装置は、 前記複数の表面温度測定領域のうち、選出された該表面温度測定領域を囲う前記升目状部分リブの内部空間のみに吹き付けノズルから養生水を吹き付ける水吹き付け手段と、 前記養生水の温度を調整する水温調整手段とを備え、 前記実測表面温度分布データおよび前記実測内部温度分布データから得られた養生中の前記コンクリートの全域の温度応力が、あらかじめ設定された基準コンクリート温度応力の値より高い場合に、その基準コンクリート温度応力より高い部分コンクリートに対応する前記選出された表面温度領域を囲う前記升目状部分リブの内部空間のみに、その部分コンクリートの温度応力が小さくなるように、前記水温調整手段によって水温が調整された前記養生水を、前記水吹き付け手段の吹き付けノズルから吹き付けるコンクリート構造物の養生管理システム。
IPC (5件):
E04G 21/02 ,  G01K 1/14 ,  G01K 1/02 ,  G01K 3/00 ,  C04B 40/02
FI (6件):
E04G21/02 104 ,  E04G21/02 ,  G01K1/14 L ,  G01K1/02 E ,  G01K3/00 ,  C04B40/02
Fターム (5件):
2E172EA10 ,  2F056AE05 ,  2F056AE07 ,  2F056CL00 ,  4G112RA05
引用特許:
出願人引用 (5件)
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