特許
J-GLOBAL ID:201403013207962414
鉄鋼中のアルミナ定量分析方法
発明者:
,
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
井上 茂
, 森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-213314
公開番号(公開出願番号):特開2014-066652
出願日: 2012年09月27日
公開日(公表日): 2014年04月17日
要約:
【課題】スパーク放電式発光分光分析方法を用い、固溶Alとアルミナの比率が一定でなく、かつ、アルミナ形態のAl含有量が50質量ppm以下と微量な場合においても、アルミナ量を迅速かつ正確に測定する鉄鋼中のアルミナの定量分析方法を提供することを目的とする。【解決手段】不活性ガス雰囲気中で、鉄鋼試料と対電極との間で多数回のスパーク放電を行い、アルミニウムと鉄の発光強度比を放電パルス毎に求める。次いで、横軸を放電パルスの発光強度比、縦軸を頻度とした度数分布図を作図し、該度数分布図から発光強度比の最頻値を計算し、該最頻値と該最頻値より小さい発光強度比の標準偏差を基準として定められる閾値αを用いて、アルミナ分率を求める。次いで、得られた放電パルス毎の発光強度比を小さい方から配列し、一定位置の発光強度比を代表Al強度比とし、得られたアルミナ分率と代表Al強度比の積からアルミナ強度比を求める。次いで、得られたアルミナ強度比を用いて、鉄鋼試料中のアルミナ量を算出する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
不活性ガス雰囲気中で、鉄鋼試料と対電極との間で多数回のスパーク放電を行い、得られた元素の固有スペクトル強度に基づいて鉄鋼試料中のアルミナの含有率を求める方法であって、以下のステップを有することを特徴とする鉄鋼中のアルミナ定量分析方法。
ア)多数回の放電パルスによるアルミニウムと鉄の発光強度比を放電パルス毎に求める強度比計算ステップ
イ)横軸を発光強度比、縦軸を頻度とした度数分布図を作図し、該度数分布図から発光強度比の最頻値を計算し、該最頻値と該最頻値より小さい発光強度比の標準偏差を基準として定められる閾値αを用いて、下記式によりアルミナ分率を求めるアルミナ分率算出ステップ
アルミナ分率=発光強度比が閾値αより大きいパルス数/全パルス数
ウ)前記強度比計算ステップにより得られた放電パルス毎の発光強度比を小さい方から配列し、一定位置の発光強度比を代表Al強度比とし、次いで、前記アルミナ分率算出ステップで得られたアルミナ分率と代表Al強度比の積からアルミナ強度比を求めるアルミナ強度比算出ステップ
ェ)前記アルミナ強度比算出ステップにおいて算出したアルミナ強度比を用いて、鉄鋼試料中のアルミナ量を算出するアルミナ定量ステップ
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (11件):
2G043AA01
, 2G043BA02
, 2G043BA03
, 2G043CA05
, 2G043EA09
, 2G043FA06
, 2G043FA07
, 2G043JA04
, 2G043LA02
, 2G043NA01
, 2G043NA05
引用特許:
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