特許
J-GLOBAL ID:201403031342045268
基質応答性自律振動型マイクロカプセル
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (8件):
高島 一
, 土井 京子
, 鎌田 光宜
, 田村 弥栄子
, 山本 健二
, 村田 美由紀
, 小池 順造
, 當麻 博文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-247839
公開番号(公開出願番号):特開2014-094918
出願日: 2012年11月09日
公開日(公表日): 2014年05月22日
要約:
【課題】基質に応答して自律振動する新規のマイクロカプセルおよびその用途を提供すること。【解決手段】膜、膜によって囲まれた内部領域中に存在する水性溶媒、水性溶媒中に存在する酵素、内部領域中に存在する固体材料を含むマイクロカプセルであって、膜は、膨張および収縮することができ、かつ、水および基質を透過すると共に固体材料を形成する成分の透過を制限し、膨張と共に該成分の透過速度を上昇させるものであり、酵素は、基質と反応してマイクロカプセル内において予め定められた種類の環境変化を惹起するものであり、固体材料は、該環境変化に応答して溶解性が向上するものである、マイクロカプセル。【選択図】なし
請求項(抜粋):
基質応答性のマイクロカプセルであって、該マイクロカプセルは、その外縁を画定する膜、該膜によって囲まれた内部領域中に存在する水性溶媒、該水性溶媒中に存在する酵素、および該内部領域中に存在する固体材料を含み、
該マイクロカプセルは、該酵素の基質を含有しかつ予め定められた環境を呈する水溶液中に分散されたときに、下記(1)〜(5):
(1)該膜は水および該基質を透過可能である、
(2)該酵素は該基質と該マイクロカプセル内において反応して、該マイクロカプセル内において予め定められた種類の環境変化を惹起するものである、
(3)該固体材料を形成する成分は該環境変化により溶解性が向上するものであり、該溶解性の向上により該マイクロカプセル内において溶解している該固体材料を形成する成分の濃度は少なくとも一時的に上昇する、
(4)該膜は、該固体材料を形成する成分の濃度の上昇により該膜において生じた浸透圧に応答して該水溶液中の水を該マイクロカプセル内に向けて透過させ、その結果として膨張することが可能である、および
(5)該固体材料を形成する成分は、該膜の膨張に応答して、該膜を透過して該マイクロカプセル外に放出される速度が上昇するものである
となるように構成されており、
以上の構成によって、該マイクロカプセルは、該水溶液中に分散されたときに自律振動するものであることを特徴とする、マイクロカプセル。
IPC (5件):
A61K 9/50
, A61K 47/36
, A61K 47/18
, A61K 47/42
, A61K 47/26
FI (5件):
A61K9/50
, A61K47/36
, A61K47/18
, A61K47/42
, A61K47/26
Fターム (12件):
4C076AA61
, 4C076AA62
, 4C076AA64
, 4C076DD49H
, 4C076DD66H
, 4C076EE26H
, 4C076EE30H
, 4C076EE37
, 4C076EE41H
, 4C076EE48H
, 4C076FF21
, 4C076FF70
引用特許:
審査官引用 (3件)
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マイクロカプセル及びその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2008-060377
出願人:学校法人慶應義塾
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経口投与用製剤
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-313559
出願人:株式会社アズウェル
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特表平2-504145
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