特許
J-GLOBAL ID:201403034217162383

ピキア属酵母と様々なホップ品種群の組み合わせによるビールの風味向上

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  福本 積 ,  古賀 哲次 ,  渡辺 陽一 ,  中島 勝 ,  武居 良太郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-527691
公開番号(公開出願番号):特表2014-525257
出願日: 2012年09月03日
公開日(公表日): 2014年09月29日
要約:
ピキア属菌種(Pichia spp.)株がビール発酵工程において有用な有利な特性を有していることを、思いがけなく発見した。特に、ピキア属菌種(Pichia spp.)酵母株は、発酵工程において通常のビール酵母株と様々なホップ品種と組み合わせられると相乗効果-すなわち、発酵産物中のエステルの産生促進、を生じることができる。より詳しく述べると、酵母は、ビール中に高レベルの酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、プロピオン酸エチル、吉草酸エチル、酪酸エチル、デカン酸エチル、及びオクタン酸エチルを生じさせるのに使用できる。加えて、ピキア属菌種(Pichia spp.)株は、様々なホップ品種と様々に相互作用するので、ピキア属菌種(Pichia spp.)株とホップの様々な組み合わせを使用することによって、ビールの風味プロフィールを調整できる。本発明は、ピキア属菌種(Pichia spp.)酵母株と少なくとも1つのホップ品種を使用したビール醸造方法、そのような方法で得ることができるビール、並びに本発明によるピキア属菌種(Pichia spp.)酵母株の使用に関する。
請求項(抜粋):
a)麦汁を供する工程、 b)少なくとも1つのホップ品種を加えて、ホップ添加(hopped)麦汁を得る工程、 c)ピキア属菌種(Pichia spp.)酵母株である第一の酵母株によりホップ添加麦汁を発酵させる工程、及び d)サッカロミセス属(Saccharomyces)又はブレタノミセス属(Brettanomyces)に属する第二の酵母株によりホップ添加麦汁を発酵させて、ビールを得る工程、 を含む、ビール醸造方法。
IPC (2件):
C12C 11/02 ,  C12C 3/00
FI (2件):
C12C11/02 ,  C12C3/00
引用文献:
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