特許
J-GLOBAL ID:201403034933638240

延伸装置のクリップチェーン走行速度の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 杉谷 嘉昭 ,  杉谷 裕通
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-258330
公開番号(公開出願番号):特開2014-104639
出願日: 2012年11月27日
公開日(公表日): 2014年06月09日
要約:
【課題】安価な装置によって、一対のクリップチェーンを精度良く、かつ効率よく一致させることができるクリップチェーンの走行速度の制御方法を提供する。【解決手段】 延伸装置(1)において、第1、2のスプロケット(7a、7b)によって第1、2のクリップチェーン(2a、2b)を駆動するが、第2のスプロケット(7b)の回転速度を調整して、第1、2のクリップチェーン(2a、2b)を同期させる。これらのスプロケット(7a、7b)は歯の個数が偶数個であり、2個の歯によって1個のクリップが噛み合うようになっている。またスプロケット(7a、7b)は、それぞれ基準回転位置からの回転位置によって管理する。第1、2のスプロケット(7a、7b)の回転位置の相対的な差が、スプロケットの歯の偶数個分になるように、第2のスプロケット(7b)の回転速度を制御する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
複数個のクリップが互いに連結されている第1、2のクリップチェーンと、歯の個数が偶数でクリップ1個に対して2個の歯が噛み合って前記第1、2のクリップチェーンを送り出すようになっている第1、2のスプロケットと、該第1、2のスプロケットのそれぞれを駆動する第1、2のモータとを備え、前記第1、2のクリップチェーンのそれぞれのクリップによってフィルムの一方と他方の端部を把持して幅方向に延伸する延伸装置において、前記第2のクリップチェーンの走行速度を調整して前記第1のクリップチェーンの走行速度に同期させるクリップチェーンの走行速度の制御方法であって、 該制御方法は、前記第1、2のスプロケットの回転位置を検出する回転位置検出処理と、前記第1、2のクリップチェーンのずれを検査する偏差検査処理と、前記第2のスプロケットの回転速度を調整する回転速度調整処理とからなり、 前記回転位置検出処理は、前記第1、2のスプロケットの回転位置に対応する第1、2のカウント値を設け、該第1、2のカウント値を前記第1、2のモータに設けられているエンコーダからの出力パルスをカウントして得、そして前記第1、2のスプロケットが基準回転位置に達する毎に0にリセットするようにし、 前記偏差検査処理は、前記第1、2のクリップチェーンのずれを評価するための評価値bを設け、第1、2のスプロケット1周分に相当する出力パルスの最大カウント値をPとし、前記第1、2のスプロケットの歯の個数をGとして、前記評価値bを、前記第1、2のカウント値の差分の絶対値を2×P/Gで除した余りとして得るようにし、 前記回転速度調整処理は、前記第2のクリップチェーンの走行速度を増減するための補正量Bを設け、該補正量Bは、 [評価値b≧P/G]かつ[第1のカウント値≧第2のカウント値]のとき評価値b-2P/Gで与え、 [評価値b≧P/G]かつ[第1のカウント値<第2のカウント値]のとき評価値2P/G-bで与え、 [評価値b<P/G]かつ[第1のカウント値≧第2のカウント値]のとき評価値bで与え、 [評価値b<P/G]かつ[第1のカウント値<第2のカウント値]のとき評価値b×(-1)で与え、 該補正量Bに基づいて前記第2のクリップチェーンの走行速度を増減することを特徴とするフィルム延伸装置のクリップチェーンの走行速度の制御方法。
IPC (1件):
B29C 55/20
FI (1件):
B29C55/20
Fターム (13件):
4F210AG01 ,  4F210AM22 ,  4F210AR07 ,  4F210AR08 ,  4F210QA02 ,  4F210QC03 ,  4F210QC06 ,  4F210QD25 ,  4F210QG01 ,  4F210QG18 ,  4F210QL01 ,  4F210QL06 ,  4F210QL16
引用特許:
審査官引用 (5件)
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