特許

J-GLOBAL ID：201403039199714596

ゴム-金属複合体、これを用いたタイヤおよび加硫時間決定方法

発明者： 鹿久保 隆志 ,  清水 克典
出願人/特許権者： 横浜ゴム株式会社
代理人 (1件)： 野田 茂
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2012-256367
公開番号（公開出願番号）：特開2014-101483
出願日： 2012年11月22日
公開日（公表日）： 2014年06月05日
要約：

【課題】ゴムおよび金属間が強固に接着されているゴム-金属複合体、これを用いたタイヤ並びにゴムおよび金属間の強固な接着状態を得るための加硫時間を決定する方法を提供する。【解決手段】ジエン系ゴムを含むゴム組成物と金属とからなるゴム-金属複合体において、前記ゴム組成物と前記金属との界面における前記金属表面をX線光電子分光法により測定したとき、結合エネルギー160〜166eVのS2pのピーク面積全体と、連鎖硫黄の中心ピークである結合エネルギー163〜164eVのピーク面積Aとの関係が、下記式(1)を満たす加硫時間を、最適加硫時間とし、この最適加硫時間を採用してゴム-金属複合体を得る。前記面積A/前記ピーク全体の面積 ≧ 0.35 (1)【選択図】図1

請求項（抜粋）：

ジエン系ゴムを含むゴム組成物と金属とからなり、前記ゴム組成物と前記金属とが前記ゴム組成物の加硫により接着してなるゴム-金属複合体であって、 前記ゴム組成物と前記金属との界面における前記金属表面をX線光電子分光法により測定したとき、結合エネルギー160〜166eVのS2pのピーク面積全体Tと、連鎖硫黄の中心ピークである結合エネルギー163〜164eVのピーク面積Aとの関係が、下記式(1)を満たすことを特徴とするゴム-金属複合体。 前記面積A/前記ピーク面積全体T ≧ 0.35 (1)

IPC (6件)：

C08L 21/00 ,  B60C 1/00 ,  B60C 9/00 ,  D07B 1/06 ,  C08K 3/08 ,  C08K 3/04

FI (6件)：

C08L21/00 ,  B60C1/00 C ,  B60C9/00 K ,  D07B1/06 Z ,  C08K3/08 ,  C08K3/04

Fターム (25件)：

3B153CC13 ,  3B153CC29 ,  3B153CC43 ,  3B153CC51 ,  3B153CC52 ,  3B153CC55 ,  3B153CC56 ,  3B153CC60 ,  3B153FF15 ,  3B153GG01 ,  4J002AC011 ,  4J002AC031 ,  4J002AC061 ,  4J002AC071 ,  4J002AC081 ,  4J002AC111 ,  4J002DA036 ,  4J002DA077 ,  4J002DA107 ,  4J002DC007 ,  4J002FD010 ,  4J002FD016 ,  4J002FD017 ,  4J002FD140 ,  4J002GN01

引用特許：

審査官引用 (5件)

• タイヤ
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平3-229260   出願人：株式会社ブリヂストン
• ゴム-金属複合材およびそれを用いた空気入りタイヤ
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2011-093917   出願人：横浜ゴム株式会社
• 特開平4-293940
  
• スチールワイヤの表面処理方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平2-418787   出願人：森邦夫, 三協化成株式会社, 東京製綱株式会社
• 特開平4-293940
  

引用文献：

審査官引用 (1件)

• X線高分解能光電子分光を用いた黄銅/ゴム接着界面観察