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J-GLOBAL ID:201502206324773212   整理番号:15A0946031

X線高分解能光電子分光を用いた黄銅/ゴム接着界面観察

Observation of Brass/Rubber Adhesion Interface Using X-ray High Resolution Photoelectron Spectroscopy.
著者 (4件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 291-296  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: G0157A  ISSN: 0029-022X  CODEN: NGOKAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ゴムとスチールコードの接着界面の様相を明らかにするために,シンクロトロン放射光源を用いた高分解能光電子分光法(PES)によって接着界面を解析した。スチールコードのめっきとほぼ同じ組成の黄銅板を使い,ゴムと黄銅板の間にろ紙を挟んで加硫し加硫後黄銅板を取りだして接着最表面の成分はPESで,接着層の深さ方向の組成分析はXPSで行った。未加硫の黄銅板表面にはZnOが存在していたが,加硫後は確認できなかった。CuSおよびCuxS(x~2)を含む少なくとも5種類の硫黄化合物が黄銅界面に形成されていたが,加硫時間の増加とともにCuxS(x~2)はCuSに変化し,接着層内部に堆積するようになった。加硫時間が10分を過ぎると表面状態は大幅に変化し,最表面のCuxS(x~2)および堆積したCuSはZnSに変化した。加硫時間による力学特性の変化に関しては,加硫時間2分では100%モジュラスおよび引抜力は低く,加硫は十分に進行していないと思われる。10分になるとモジュラス,引抜力ともに高くなり加硫が十分に進行したと考えられる。
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分類 (1件):
分類
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充填剤,補強材 
引用文献 (17件):
  • 1) van Ooij, W. J.: Rubber Chem. Technol., 52, 605 (1979)
  • 2) van Ooij, W. J.: Rubber Chem. Technol., 57, 421 (1984)
  • 3) Crowther, B. G. Ed.: Handbook of Rubber Bonding, Smithers Rapra, Shrewsbury, p. 163 (2001)
  • 4) van Ooij, W. J.; Harakuni, P. B. ; Buyaert, G.: Rubber Chem. Technol., 82, 315 (2009)
  • 5) van Ooij, W. J.: Surf. Sci., 68, 1 (1977)
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