特許
J-GLOBAL ID:201403045044956542
不均質物性の測定対象物につき行われる弾性波トモグラフィにおける発信点・物性状況(劣化状況)同時特定方法
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
伊藤 儀一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-048061
公開番号(公開出願番号):特開2014-174040
出願日: 2013年03月11日
公開日(公表日): 2014年09月22日
要約:
【課題】測定対象物の物性が不均質であったとしても、トモグラフィ解析に必要な発信位置あるいは時刻の特定が行え、物性分布状況(劣化状況)の特定も同時に行える弾性波トモグラフィにおける発信点・物性状況(劣化状況)同時特定方法を提供することを目的とする。【解決手段】測定対象物において発する音を受信し、受信時刻と位置及び音が受信波形計測センサに到達する際に設定された同一伝播速度の値とにより発信時刻と位置を推定する数式を用いて推定発信時刻と位置を求め、解析を行う測定対象物の非破壊検査方法において、対象物が不均質な物性から構成されてなるときは、検査領域あるいは適宜分割した小領域で、物性に応じた伝播速度の値を数式で用いて算出すると共に、推定発信時刻と位置を求める演算を受信時刻とほぼ同等になるまで繰り返し行い、音の発信位置および時刻ならびに検査領域あるいは小領域内の物性分布状況を特定することを特徴とする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
測定対象物において発せられた音の発信時刻、発信位置及び前記音の受信時刻、受信位置を用い、発信波形計測センサから受信波形計測センサ間の実際の弾性波伝播時間を算出し、
前記発信波形計測センサから受信波形計測センサ間に複数の分岐点を設けた解析モデルを形成し、該解析モデルから前記発信波形計測センサから受信波形計測センサ間の理論値としての弾性波伝播時間を算出すると共に、求められた理論値としての弾性波伝播時間を前記実際の弾性波伝播時間に近づける演算を行って、前記分岐点で分岐された分岐線内領域の速度分布を形成し、形成された速度分布により破壊検査を行うトモグラフィ解析を利用した測定対象物の非破壊検査方法であって、
立体状をなす測定対象物内に多面体状検査領域を設け、該多面体状検査領域の頂点を前記測定対象物表面上に形成すると共に、形成された4点以上の頂点に受信波形計測センサを設置し、設置した受信波形計測センサにより前記測定対象物において発する音を前記発信波形計測センサを用いることなく受信し、該受信波形計測センサにより特定された受信時刻と受信位置及び前記音が複数の受信波形計測センサに到達する際に設定された同一伝播速度の値とにより発信時刻と発信位置を推定する数式を用いて演算し、前記発した音の推定発信時刻と推定発信位置を求めてなり、
前記求められた推定発信時刻と推定発信位置の値を用いて前記トモグラフィ解析を行う測定対象物の非破壊検査方法において、、
前記測定対象物が不均質な物性から構成されてなるときは、前記音が複数の受信波形計測センサに到達する際に設定された同一伝播速度の値ではなく、前記検査領域あるいは検査領域を適宜分割した小領域で、不均質な物性に応じた伝播速度の値を数式で用いて算出すると共に、算出された異なる各伝播速度の値を用いて前記発した音の推定発信時刻と推定発信位置を求める演算を行ってなり、
前記演算を、前記複数の受信波形計測センサにより特定された受信時刻とほぼ同等になるまで繰り返し行い、前記音の発信位置および発信時刻ならびに検査領域あるいは小領域内の物性分布状況を特定する、
ことを特徴とする不均質物性の測定対象物につき行われる弾性波トモグラフィにおける発信点・物性状況(劣化状況)同時特定方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (11件):
2G047AA08
, 2G047AB05
, 2G047BA01
, 2G047BA05
, 2G047BC02
, 2G047BC10
, 2G047BC11
, 2G047CA03
, 2G047CA07
, 2G047FA02
, 2G047GG47
引用特許:
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