特許
J-GLOBAL ID:201403063629779687

トモグラフィを利用した構造物の非破壊検査システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 儀一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-245355
公開番号(公開出願番号):特開2014-095555
出願日: 2012年11月07日
公開日(公表日): 2014年05月22日
要約:
【課題】足場を利用し、構造物所定箇所に出向き、その上で高速道路の床面などを打撃するなどの発振手段を講ずる必要がなく、もって検査作業も時間と手間がかからず、費用コストも安価となり、また構造物の非破壊検査の調査領域を経時的にモニタリングする場合にも同様で、その都度調査領域に近づく必要がないトモグラフィを利用した構造物の非破壊検査システムを提供することを目的とする。【解決手段】トモグラフィ解析を利用した構造物の非破壊検査システムにおいて、発振波形計測センサ及び弾性波発振用器具を必要とせず、構造物から発する音を複数設置された受信波形計測センサにより受信し、特定された受信時刻と位置により発振時刻と位置を推定する数式を用いて演算し、発した音の推定発振時刻と位置を求めてなり、求められた推定発振時刻と位置の値を用いてトモグラフィ解析を行うことを特徴とする。【選択図】 図10
請求項(抜粋):
構造物の既知位置に設置された発振波形計測センサ及び受信波形計測センサと、前記発振波形計測センサ近傍位置で構造物を打撃して弾性波を発振させ、前記発振波形計測センサ及び受信波形計測センサに受信させる弾性波発振用器具と、を有し、 前記発振波形計測センサは、発振した弾性波の発振時刻と発振位置を特定すると共に、前記受信波形計測センサで前記弾性波を受信した受信時刻と受信位置とを特定し、特定された発振時刻、発振位置、受信時刻、受信位置を用いて前記発振波形計測センサから受信波形計測センサ間の実際の弾性波伝播時間を算出してなり、 一方前記発振波形計測センサから受信波形計測センサ間に複数の分岐点を設けた解析モデルを形成し、該解析モデルから前記発振波形計測センサから受信波形計測センサ間の理論値としての弾性波伝播時間を算出すると共に、求められた理論値としての弾性波伝播時間を前記実際の弾性波伝播時間に近づける演算を行って、前記分岐点で分岐された分岐線内領域の速度分布を形成し、形成された速度分布により破壊検査を行うトモグラフィ解析を利用した構造物の非破壊検査システムにおいて、 前記発振波形計測センサ及び弾性波発振用器具を必要とせず、前記構造物から発する音を複数設置された受信波形計測センサにより受信し、特定された受信時刻と受信位置により発振時刻と発振位置を推定する数式を用いて演算し、前記発した音の推定発振時刻と推定発振位置を求めてなり、 前記求められた推定発振時刻と推定発振位置の値を用いて前記トモグラフィ解析を行う、 ことを特徴とするトモグラフィ解析を利用した構造物の非破壊検査システム。
IPC (3件):
G01N 29/06 ,  G01N 29/00 ,  G01N 29/14
FI (3件):
G01N29/06 ,  G01N29/18 ,  G01N29/14
Fターム (8件):
2G047AA10 ,  2G047AB04 ,  2G047BA05 ,  2G047BC02 ,  2G047CA03 ,  2G047GA14 ,  2G047GG33 ,  2G047GG46
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
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