特許
J-GLOBAL ID:201403045281223959
マイクロウェルアレイチップおよび細胞の回収方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人特許事務所サイクス
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-264012
特許番号:特許第5365736号
出願日: 2012年12月03日
要約:
【課題】磁気による細胞のマイクロウェルへの強制配列をおこなう機能を有し、かつチップの底部側からマイクロウェル内の細胞の蛍光観察ができるチップを提供する。
【解決手段】透光性を有する基板の少なくとも一方の主表面にマイクロウェル層を有し、マイクロウェル層が有する複数のマイクロウェルは、1つのマイクロウェルに1つの生体細胞のみを収容する形状と寸法を有し、マイクロウェルは、その底面が生体細胞に無害で、かつ透光性を有するバリア部材の表面からなり、バリア部材からなる底面と基板の表面との間に、磁性部材を有し、磁性部材は、マイクロウェルの底面を平面視したときに、1または2以上の開口部を有する、マイクロウェルアレイチップ。このマイクロウェルアレイの少なくとも一部のマイクロウェルに、検体細胞を収容し、収容した検体細胞を観察する方法であって、マイクロウェルに収容された細胞から発せられる蛍光を、基板底部側から磁性部材の開口部を介して観察する方法。
【選択図】図2
請求項(抜粋):
【請求項1】透光性を有する基板の少なくとも一方の主表面にマイクロウェル層を有し、
前記マイクロウェル層は、可視光領域における自家蛍光性を有さない材料からなり、
前記マイクロウェル層が有する複数のマイクロウェルは、1つのマイクロウェルに1つの生体細胞のみを収容する形状と寸法を有し、
前記マイクロウェルは、その底面が前記生体細胞に無害で、かつ可視光領域における透光性を有するバリア部材の表面からなり、
前記バリア部材からなる底面と前記基板の表面との間に、磁性部材を有し、
前記磁性部材は、前記マイクロウェルの底面を平面視したときに、1または2以上の開口部を有し、
前記バリア部材からなる前記マイクロウェル底面から、前記磁性部材の開口部を経て前記基板の底部面までの部分は、可視光領域における透光性を有する、
前記マイクロウェルに収容された細胞から発せられる可視光領域に発光波長ピークを有する蛍光を、基板底部側から前記磁性部材の開口部を介して観察する方法に用いるためのマイクロウェルアレイチップ。
IPC (2件):
C12M 1/00 ( 200 6.01)
, C12Q 1/04 ( 200 6.01)
FI (2件):
引用特許: