高性能造核剤及び該造核剤の製造方法

発明者： , , ,
出願人/特許権者： ,
代理人 (3件)：羽鳥修 , 羽鳥修 , 中野廣己
公報種別：特許公報
出願番号（国際出願番号）：特願2013-002783
公開番号（公開出願番号）：特開2013-091804
特許番号：特許第5510975号
出願日： 2013年01月10日
公開日（公表日）： 2013年05月16日
請求項（抜粋）：

【請求項1】ポリオレフィン樹脂と、造核剤として、下記一般式(I)で表される有機酸金属塩を、アルコール系溶媒と芳香族系溶媒の混合溶媒に加熱溶解した後、冷却してポリオレフィン樹脂を有機酸金属塩を含んで析出させる造核剤の製造方法であって、上記有機酸金属塩が、ポリオレフィン樹脂に対する上記有機酸金属塩の重量%をCNAとし、該CNAと核生成速度Iを表す式(1)におけるI0との比、I0/CNAが1015(mm-3s-1)以上であり、数平均粒径(a)が、0.1μm以下である造核剤の製造方法。 (式中、R1は炭素原子数4〜8のアルキル基、R2は水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基、R3は炭素原子数1〜4のアルキリデン基、Aは(n+x)価の金属、nは1〜3の整数、及びxは0〜2の整数を表す。) logI=logI0-(C/ΔT) ・・・(1) I:ポリオレフィン樹脂の核生成速度 I0:プリファクター C:実験により定まる定数 ΔT:過冷却度[平衡融点Tm0と結晶化温度の差(°K)] logI0:logIを1/ΔTに対してプロットして得られる直線を(1/ΔT)=0に外挿した時の縦軸logIの切片 I:融液から結晶化するときに、単位体積(1mm3)および単位時間(1秒)当たりの結晶数の増加量。結晶化は、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して上記有機酸金属塩0.1重量部を配合し、0.1mmの厚さに成形したフィルムを融解した後に冷却し、ガラス転移温度以上、平衡融点以下の範囲内で任意に選択された温度T(°K)で等温結晶化して行う。

IPC (4件)：

C08K 5/527 ( 200 6.01) , C08L 23/00 ( 200 6.01) , C08J 3/14 ( 200 6.01) , C08K 9/08 ( 200 6.01)

FI (4件)：

C08K 5/527 , C08L 23/00 , C08J 3/14 CES , C08K 9/08

引用特許：

審査官引用 (4件)

造核剤及び該造核剤を含有してなる結晶性高分子組成物
公報種別：公開公報出願番号：特願2003-130274 出願人：旭電化工業株式会社
特許第5191102号
結晶核剤組成物の製造方法、結晶性高分子組成物
公報種別：公開公報出願番号：特願2003-403418 出願人：旭電化工業株式会社

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