特許
J-GLOBAL ID:201403072803736193
土壌からの放射性セシウム除去方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人 有古特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-048224
公開番号(公開出願番号):特開2014-174051
出願日: 2013年03月11日
公開日(公表日): 2014年09月22日
要約:
【課題】土壌から放射性セシウムを低コストで効率よく除去し得る土壌からの放射性セシウム除去方法を提供すること。【解決手段】本発明の方法は、(1)土壌を湿式分級又は乾式分級する分級工程と、(2)混合物中における無機カルシウム化合物又は有機カルシウム化合物の割合が3質量%以上30質量%となるように、放射性セシウムを含有する土壌に無機カルシウム化合物又は500°C以上の酸化雰囲気下で酸化カルシウムを生成する有機カルシウム化合物を添加し、さらに土壌と無機カルシウム化合物又は有機カルシウム化合物との混合物の質量に対して0.5質量%を超え5質量%以下となるように塩化ナトリウムを添加する添加工程と、(3) 1000°C以上1200°C以下で30分以上120分以下の時間加熱処理することにより、前記添加工程後の土壌から放射性セシウムを揮発させる加熱工程と、(4) 加熱工程によって土壌から揮発した放射性セシウムを回収する回収工程とを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
放射性セシウムを含有する土壌を湿式分級する湿式分級工程と、
湿式分級工程によって粗大粒子が取り除かれた土壌の残部と無機カルシウム化合物又は有機カルシウム化合物との混合物中における無機カルシウム化合物又は有機カルシウム化合物の割合が3質量%以上30質量%となるように、土壌の残部に酸化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、カルシウムシアナミド、硫酸カルシウム及び硝酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種類の無機カルシウム化合物、又は500°C以上の酸化雰囲気下で酸化カルシウムを生成する有機カルシウム化合物を添加し、さらに土壌の残部と無機カルシウム化合物又は有機カルシウム化合物との混合物の質量に対して0.5質量%を超え5質量%以下となるように塩化ナトリウムを添加する添加工程と、
900°C以上1200°C以下で30分以上120分以下の時間加熱処理することにより、前記添加工程後の土壌から放射性セシウムを揮発させる加熱工程と、
加熱工程によって土壌から揮発した放射性セシウムを回収する回収工程と、
を有し、
湿式分級工程後、粗大粒子が取り除かれた土壌の残部を脱水する際に得られる脱離液中の塩化ナトリウム濃度を測定することにより、粗大粒子が取り除かれた土壌の残部に含有されている塩化ナトリウム量を算出し、添加工程において添加される塩化ナトリウム量を調整することを特徴とする、土壌からの放射性セシウム除去方法。
IPC (3件):
G21F 9/32
, G21F 9/28
, G21F 9/02
FI (6件):
G21F9/32 Z
, G21F9/28 Z
, G21F9/02 551A
, G21F9/32 C
, G21F9/32 A
, G21F9/02 521A
引用特許:
審査官引用 (10件)
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放射性セシウム処理方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2011-173795
出願人:三菱マテリアル株式会社
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汚染土壌の処理システム及び処理方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2011-152465
出願人:太平洋セメント株式会社
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処理装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平9-063566
出願人:株式会社東芝
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引用文献:
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