特許
J-GLOBAL ID:201403072828224022

放熱性粉体塗料組成物および放熱性塗膜

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-041339
公開番号(公開出願番号):特開2014-169372
出願日: 2013年03月02日
公開日(公表日): 2014年09月18日
要約:
【課題】各種の発熱性物品に対する放熱対策として、該物品が発熱する特定の熱エネルギー波長域において、高い放熱効率を有する塗膜を形成できる放熱性粉体塗料組成物、及び該組成物から得られる放熱性塗膜を提供する。【解決手段】発熱性物品に適用される放熱性粉体塗料組成物であって、赤外線吸収性バインダー樹脂(A)および赤外線吸収性無機粒子(B)を含有し、かつ(A)成分と(B)成分との割合が両成分の合計100体積%に基づいて順に10〜70体積%および90〜30体積%であり、かつ、所定の条件を充足することを特徴とする放熱性粉体塗料組成物。【選択図】なし
請求項(抜粋):
発熱性物品に適用される放熱性粉体塗料組成物であって、赤外線吸収性バインダー樹脂(A)および赤外線吸収性無機粒子(B)を含有し、かつ(A)成分と(B)成分との割合が両成分の合計100体積%に基づいて順に10〜70体積%および90〜30体積%であり、かつ、以下の条件1、2および3を充足することを特徴とする、放熱性粉体塗料組成物。 条件1:(A)成分と(B)成分がいずれも上記発熱性物品より放射される波長域λs≦λ≦λlの赤外線を吸収する。 条件2:(A)成分の赤外吸収スペクトルと(B)成分の赤外線吸収スペクトルが、下記(1)の条件を満たすように互いに補完しあう。 0≦〔OL(A-B)/(FWHM(A)+ FWHM(B) - OL(A-B))〕≦0.6・・・ (1) (数式(1)において、FWHM(A)は(A)成分の赤外線吸収スペクトルにおける前記波長域λs≦λ≦λlに現れる吸収ピークの半値全幅(μm)を示し、FWHM(B)は(B)成分の赤外線吸収スペクトルにおける前記波長域λs≦λ≦λlに現れる吸収ピークの半値全幅(μm)を示し、OL(A-B)は、前記波長域λs≦λ≦λlにおけるFWHM(A) とFWHM(B)の重なり部分の幅(μm)を示す。) 条件3:前記波長域λs≦λ≦λlが、下記数式(2)で示される黒体放射のエネルギー密度分布式において、上記発熱性物品の温度により特定される理論値である熱放射流束のエネルギー密度最大値をqλp(λp:エネルギー密度が最大値となる波長)としたときに、上記発熱性物品より放射される赤外線である電磁波のエネルギー密度が理論上qλpの90%以上の値(qλ≧0.9qλp)となる波長域である。 qλ=(a/λ5)×(expb/λT-1)-1 ・・・(2) (数式(2)において、qλは熱放射流束のエネルギー密度を示し、λは上記発熱性物品から放射される電磁波の波長(μm)を示し、Tは上記発熱性物品の温度(K)を示し、aは定数3.741×1014を示し、bは定数1.349×10-2を示す。)
IPC (6件):
C09D 201/00 ,  C09D 5/03 ,  C09D 7/12 ,  C09D 163/00 ,  C09D 163/02 ,  C09D 163/04
FI (6件):
C09D201/00 ,  C09D5/03 ,  C09D7/12 ,  C09D163/00 ,  C09D163/02 ,  C09D163/04
Fターム (14件):
4J038DB061 ,  4J038DB071 ,  4J038HA116 ,  4J038HA446 ,  4J038HA456 ,  4J038HA476 ,  4J038HA546 ,  4J038KA20 ,  4J038MA02 ,  4J038MA14 ,  4J038PA02 ,  4J038PA19 ,  4J038PB09 ,  4J038PC02
引用特許:
審査官引用 (7件)
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