特許
J-GLOBAL ID:201403075650320153
質量分析法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-145875
公開番号(公開出願番号):特開2013-257332
出願日: 2013年07月11日
公開日(公表日): 2013年12月26日
要約:
【課題】大気圧下で液体試料を直接、質量分析することができる、レーザ脱離装置、マススペクトロメトリー組立を用いた質量分析法を提供する。【解決手段】本発明の質量分析方法は、液体試料にレーザービームを照射した時にレーザーエネルギーがマトリックスを経て液体試料の溶液中に含まれる分析物の少なくとも一つに伝わり、その結果、少なくとも一つの分析物が脱離してエレクトロスプレー用溶媒の多価帯電液滴の移動経路と交差する飛行経路に沿って飛行することにより多価帯電液滴に閉じ込められ、且つ、多価帯電液滴が移動経路に沿ってエレクトロスプレーユニットのノズルからレシービングユニットに近づくときにそのサイズがだんだん小さくなる結果、液滴の電荷が液滴に閉じ込められた分析物の少なくとも一つに移動して対応するイオン化分析物を形成するようなレーザービームを液体試料に照射するステップを備え、マトリックスとして機能する材料がレーザーによる非伝送性材料のグループから選ばれることを特徴とする。【選択図】図2
請求項(抜粋):
試料台の上に、多数の分析物を含有する溶液と、レーザーエネルギーを吸収するマトリックスとして機能する材料とを含む液体試料を載置するステップと、
エレクトロスプレー用溶媒の液滴をその場で連続的に形成するように設計されたノズルを含むエレクトロスプレーを提供するステップと、
前記液体試料から取り出され質量分析器によって分析されるイオン化分析物を受け入れるように設けられたレシービングユニットであって、該レシービングユニットの後段に前記質量分析器が配置され、前記レシービングユニットは前記エレクトロスプレーユニットのノズルから該ノズルの長手方向に離れて設けられ、これにより移動経路を定義するレシービングユニットを提供するステップと、
前記エレクトロスプレーユニットのノズルと前記レシービングユニットとの間に、前記液滴に多数の電荷が帯電し、その液滴が多価帯電液滴として強制的にノズルから放出されて前記移動経路に沿って前記レシービングユニットに向かうような強度の電位差を生じさせるステップと、
前記液体試料にレーザービームを照射するステップであって、レーザー照射時に、前記レーザーエネルギーがマトリックスを経て、液体試料の溶液中に含まれる分析物の少なくとも一つに伝わり、その結果、前記少なくとも一つの分析物が脱離して、前記エレクトロスプレー用溶媒の多価帯電液滴の前記移動経路と交差する飛行経路に沿って飛行することにより前記多価帯電液滴に閉じ込められ、且つ、前記多価帯電液滴が移動経路に沿って前記エレクトロスプレーユニットのノズルから前記レシービングユニットに近づくときにそのサイズがだんだん小さくなる結果、前記液滴の電荷が前記液滴に閉じ込められた分析物の少なくとも一つに移動して対応するイオン化分析物を形成するようなレーザービームを前記液体試料に照射するステップと
を備える質量分析方法であって、
前記マトリックスとして機能する材料が、金、炭素、コバルト、鉄、2,5-ジヒドロキシ安息香酸(2,5-DHB)、3,5-ジメチル-4-ヒドロキシシナミック酸(シナピン酸、SA)、α-シアノ-4-ヒドロキシ桂皮酸(α-CHC)、或いはこれらの組み合わせから成る、レーザーによる非伝送性材料のグループから選ばれる質量分析方法。
IPC (2件):
FI (3件):
G01N27/62 G
, G01N27/62 V
, H01J49/10
Fターム (16件):
2G041CA01
, 2G041DA04
, 2G041DA05
, 2G041DA09
, 2G041DA18
, 2G041DA19
, 2G041EA01
, 2G041EA03
, 2G041FA06
, 2G041FA10
, 2G041FA12
, 2G041GA19
, 2G041GA20
, 2G041JA08
, 2G041JA16
, 5C038GG08
引用特許:
引用文献:
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