特許
J-GLOBAL ID:201403077509182696

目的細胞の分離方法およびその目的細胞の分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-234653
公開番号(公開出願番号):特開2014-083000
出願日: 2012年10月24日
公開日(公表日): 2014年05月12日
要約:
【課題】夾雑物を含む溶液から目的細胞をそのサイズとアフィニティを考慮して分離し、分離後の細胞の解析および培養を可能にする、目的細胞の分離方法およびその目的細胞の分離装置を提供する。【解決手段】目的細胞5の直径よりも小さいフィルタリングサイズを有するマイクロフィルター3と、このマイクロフィルターの一部を構成する基板1表面に、目的細胞の表面に特異的に発現しているたんぱく質と特異的に結合する生体高分子2Aの修飾表面2を形成する、目的細胞の分離装置。および、前記細胞分離装置に、前記目的細胞および夾雑物となる非目的細胞5’が懸濁された溶液を導入し、前記修飾表面の生体高分子と前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞4,4’を反応させ、前記基板の修飾表面上に捕捉することにより、前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞を前記非目的細胞から分離する、目的細胞の分離方法。【選択図】図2
請求項(抜粋):
(a)目的細胞の直径よりも小さいフィルタリングサイズを有するマイクロフィルターと、該マイクロフィルターの一部を構成する基板表面に目的細胞の表面に特異的に発現しているたんぱく質と特異的に結合する生体高分子の修飾表面とを形成し、 (b)そこに特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞および特異的に発現しているたんぱく質を表面に持たずフィルタリングサイズより大きい目的細胞と夾雑物としての特異的に発現しているたんぱく質を表面に持たずフィルタリングサイズより小さい非目的細胞が懸濁された溶液を導入し、 (c)前記修飾表面の生体高分子と前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞の表面に特異的に発現しているたんぱく質を反応させるための静置や送液を行い、 (d)前記マイクロフィルターの下流に陰圧、もしくは前記細胞が懸濁された溶液に陽圧を印加させて、前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持たず前記マイクロフィルターのフィルタリングサイズより小さい非目的細胞を除去・回収することで、前記非目的細胞と前記目的細胞を分離し、 (e)さらにリンス液を導入し、 (f)前記リンス液を攪拌する操作を行い、前記マイクロフィルターのフィルタリングサイズより大きい目的細胞を回収することで、前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持たずフィルタリングサイズより大きい目的細胞を分離することを可能とし、 (g)前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞のみを前記基板の修飾表面上に捕捉することにより、前記特異的に発現しているたんぱく質を表面に持つ目的細胞を前記非目的細胞から分離することを特徴とする目的細胞の分離方法。
IPC (5件):
C12N 5/071 ,  C12N 5/078 ,  C12M 1/00 ,  C12N 1/00 ,  C12N 5/09
FI (5件):
C12N5/00 202A ,  C12N5/00 202J ,  C12M1/00 A ,  C12N1/00 Z ,  C12N5/00 202U
Fターム (14件):
4B029AA09 ,  4B029AA27 ,  4B029BB11 ,  4B029CC01 ,  4B029CC02 ,  4B029HA06 ,  4B065AA90X ,  4B065AC12 ,  4B065BA21 ,  4B065BA30 ,  4B065BD18 ,  4B065BD50 ,  4B065CA46 ,  4B065CA60
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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