特許
J-GLOBAL ID:201403092456423814

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 影山 秀一 ,  三宅 正之 ,  倉地 保幸 ,  富田 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-286381
公開番号(公開出願番号):特開2014-128837
出願日: 2012年12月27日
公開日(公表日): 2014年07月10日
要約:
【課題】高速断続切削加工において、すぐれた耐チッピング、耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】硬質被覆層が、化学蒸着法により成膜された平均層厚1〜20μmのTiとAlの複合炭窒化物層を少なくとも含み、組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表した場合、Alの含有割合xおよびCの含有割合y(但し、x、yはいずれも原子比)が、それぞれ、0.80≦x≦0.95、0.005≦y≦0.05を満足するとともに、層内に層厚方向を分断する複数の平均層厚が1〜10nmの分断層を層厚方向1μmあたり10〜50層有し、かつ、分断層を組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表した場合、Alの含有割合xおよびCの含有割合yが、それぞれ、0.50≦x≦0.70、0.005≦y<0.05を満足することにより、前記課題を解決する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金、炭窒化チタン基サーメットまたは立方晶窒化ホウ素基超高圧焼結体のいずれかで構成された工具基体の表面に硬質被覆層を被覆した表面被覆切削工具において、 (a)前記硬質被覆層は、化学蒸着法により成膜された平均層厚1〜20μmのTiとAlの複合炭窒化物層を少なくとも含み、 (b)前記複合炭窒化物層は、組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表した場合、TiとAlの合量に占めるAlの含有割合xおよびCとNの合量に占めるCの含有割合y(但し、x、yはいずれも原子比)が、それぞれ、0.80≦x≦0.95、0.005≦y≦0.05を満足するとともに、層内に層厚方向を分断する複数の薄い分断層を有し、 (c)前記分断層は、平均層厚が1〜10nmであり、前記複合炭窒化物層の層厚方向1μmあたり10〜50層存在し、かつ、組成式:(Ti1-xAlx)(CyN1-y)で表した場合、TiとAlの合量に占めるAlの含有割合xおよびCとNの合量に占めるCの含有割合y(但し、x、yはいずれも原子比)が、それぞれ、0.50≦x≦0.70、0.005≦y<0.05を満足する、 ことを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (1件):
B23B 27/14
FI (1件):
B23B27/14 A
Fターム (4件):
3C046FF02 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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